BLです。

苦手な方、受け付けない方は、お戻りくださいね。

雅紀にいとふたり、公園のベンチに腰掛けた。

「雅紀にい、あの…。」

「翔ちゃん、駄目じゃない。目の前で、自分の渡したチョコが、他の人に渡される女の子の
気持ち、考えてなかったでしょ?」

「…うん。」

「もし、僕が翔ちゃんにそんなことされら、
悲しいな。」

「…えっ。」

「あ、例えばだよ、たとえば!」

そうだよな、オレも雅紀にいに、そんなことされたら、傷つくよな…。

「オレ、みんなに、悪いことしちゃった…。」

オレは、雅紀にいの顔が、まともに見られなくて、ずっと下を向いてた。

「翔ちゃん、反省した?」

「うん、反省した。明日、みんなに謝っとく。昨日は、ごめん、て。」

「うん、そうだね。そうしよ?」

雅紀にいが、オレの肩にそっと、手を回した。


…つづく。