我が家の前の八重山吹




 7人のお客さんは8時の朝食の後、南木曽駅を10時08分の電車に乗るため、バスで南木曽駅に行くと言う。

 

いつもなら南木曽駅まで送って行くのだが、我が家の車は7人乗りなので私が運転して7人を乗せることが出来ない。

 

我が家から歩いて十五分ほどのところにある「橋場」というバス停で、9時31分に乗って行くのだろうと思っていたら一向に出発しない。

 

確認したら、我が家の前のバス停で9時45分に乗って行くと言うのだが、そのバスは4月29日からしか運行しない。

 

それを伝えるとパニックになっているので、妻と相談し、乗用車に六人乗せて妻が運転し、軽トラに一人乗ってもらい私が運転して南木曽駅まで送って行ってきた。

 

英語が出来ないとそうした細かなところの打ち合わせが出来ず、こういうことになる。

 

南木曽駅で、フランス人の七十代女性が車から下りる時、転ばないようにドアの横で控えていた私に手を差し出してきた。

 

支えようと手を出したら固いものを握らせてきて、見れば小さくたたんだ千円札。

 

「ノー ノ―!」と手を振ったのだが、「メルシー!サンキュー!」と言うのでありがたく頂いた。

 

 

 午後、2時55分頃南木曽駅に行き、切符を買ってから床屋さんへ。

 

3時から坊主頭に刈ってもらい、45分迄終わって帰ってきた。

 

帰ってきてからジャガイモの芽を間引き、肥料を撒いて土寄せをした。

 

 

 今日のお客さんは二組五人。

 

一組は常連のユウイチ君一家三人。

 

まだ独身時代の18年位前からの常連で、娘のなっちゃんは小学生になった。

 

11時頃だったか車を家の前に置き、お土産を手渡してから歩いて妻籠に行かれた。

 

お土産。

写真を撮る前に孫が一つ食べているウインク



 

 もう一組はドイツの住所なので、ドイツ人のカップル‥と思ったら、国籍はブラジルなのだとか。

 

ブラジル・ドイツ間は、飛行機で12時間かかる旅らしい。

 

朝10時前に来たので、馬籠に泊まってきたのだろう。

 

荷物を置いて妻籠宿に行ったが、私が床屋から帰って来る4時前に二組とも帰って来たそうだ。


実は、今日はもう一組二人の予約が入っていたのだが、一週間程前にキャンセルになっている。


妻の「もうそのままで好い。」と言うので、満室のままにしていた。

 

いつものように話をしながら、囲炉裏の説明をしたり唄を唄ったり‥。

 

ドイツ人は謹厳なイメージだが、陽気なブラジル人女性は、ドイツに住んでいても陽気さは変わらない。