昨日のお客さんの内、オーストラリア人の夫婦とシンガポール人は7時の朝食で、イタリア人カップルは7時半。
オーストラリア人は7時40分頃に出発して行かれ、イタリア人達は8時半に。
シンガポール人の男性は丁度9時に出発して行かれた。
口数も少なく、あまり感情を表に出さないタイプの人で、どう思っているのか分からなかったが、予めスマホに言葉を入力してあった文章を日本語にして私に見せてくれた。
「私はとても満足している。」「私はまた帰ってきたい。」
普段と違うことをしたり特別なことをしているわけではないが、喜んでくれていたようで私も嬉しい。
玄関に見送りに出た私達を、「撮って好いか?」と訊くので、OKをして撮ってもらい、「e-mail!」と言って、emailで写真を送ってくれるよう頼んだ。
天気予報では午後からの雨だったので、お客さんに天気を訊かれ「午前中は大丈夫!」と答えていたら、もう8時半過ぎから降り出し嘘をついたようで申し訳ない。
12時過ぎに、今日六人で予約されたHさんから電話で、「電車が遅れているので、遅くても南木曽駅を16時35分発の馬籠行きに乗って行きたい。」という連絡。
それでホットカーペットで布団を乾燥させたりしていて、部屋の掃除も後回しにしていたら、3時半に来られたので、大慌てで片付けて掃除をし、部屋に入ってもらった。
南木曽駅を午後3時発の保神行きに乗り、橋場のバス停で降りて歩いてきたらしい。
遅くなるという連絡で終わらず、到着時間を改めて連絡して欲しかった。
Hさんは岐阜県の出身で旦那さんがオーストラリア人で、二組の友人夫婦と合わせて六人。
殆どが六十代だそうだ。
来られた時にワインと缶ビールを二本ずつ預かり、ワインは冷凍庫に入れておいてくれという。
冷蔵庫ではなく冷凍庫ですか?と訊き直したが冷凍庫だと言う。
4時過ぎにはワインや缶ビールを出すよう頼まれ、部屋に持って行ったが、日本酒や他の物もあり、お酒の好きなグループだと思われた。
買ってきた飲物は部屋で飲み終えたようで、夕食ではお酒を注文された。
六人の中に「グルテンアレルギー」の女性が居て、ニジマスの塩焼き以外の品を、全てグルテンフリー料理で作るのは倍の手間がかかるため、妻は大変。
五平餅を焼くにも先ずグルテンフリーの醤油で作ったものを焼いてから普通の五平餅を焼いたり、米粉で天婦羅を揚げてから普通の天婦羅を揚げて、混ざらないように気を遣う。
それでもそのグルテンアレルギーの女性が「どこの宿でも、こんなにグルテンフリーの料理が並んだことは無い。」と言って喜んでいると聞いて、一生懸命対応している甲斐があった。