ザ・クイズショウ 下(大野さん誕生日) | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。

 

ひたすらアホな感じですが皆様におかれましては大丈夫でしょうか。

休止前の誕生日話がこれで本当にいいのか私w

それにしてもSpotify…待ち時間長すぎた…

お陰様でこんな時間に…くそおおお…(´;ω;`)

けど当日に生配信見れるとか本当に幸せだね♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっさと次いきますよ~。お~こりゃガチにやっべぇ奴が来たな。(ボソッ)

次!Entry number nine!『家族ゲーム』から~~吉本荒野、かっこ田子雄大かっことじ~!」

 

「おはよーございま~~~~す!そして!誕生日おめでとうございま~~~~~~す!」

 

ええ…なんでラジオ体操……。

 

「ははは。その疑心暗鬼の目、いい~ねぇ~~。君が俺に対する不信感を払拭できる瞬間のことを考えたらゾクゾクするよ。

…そんなお前を、俺が壊してやるよ…。

 

最後の一言を、ひっっっっっくい声で、耳元でそう言われた。

 

ぞくっ…!

 

え、何今のぞくって?!

 

俺の新しい扉開きそうなんだけど!!怖いっ!!!

 

「う…あああ…!!!うう…っ、あああああああああああああ!」

 

えええええええええ!?突然の絶叫~~~!??!?!

 

「だ、大丈夫?!頭痛いの!?」


めっちゃ頭押さえてる!!!

 

「く…、はぁっ、はぁっ…。ごめん、俺…もう二度と…誰も失いたくないんだ…っ、はぁっ…

だから…!今度は君を全力で…命懸けで守るから…っ!絶対に…っ!」

 

え…。

 

俺…死ぬの…?

 

けど、めちゃくちゃ必死で…すごい…泣きそうになっちゃう…。

 

 

「はいは~いギャップでオトそうとしな~い。はいどんどんいくよ~。

Entry number Ten!『先に生まれただけの僕』より~鳴海涼介くんっ!」

 

「こんにちは、大野さん。鳴海と申します。初めましてですよね。こんな状況にいきなりなってしまって戸惑われてるんじゃないですか。」

 

ああ…

 

久しぶりにすげぇまともな人出てきた…。

 

「お誕生日おめでとうございます!軽く自己紹介を。僕は今校長をしています。

生徒たちとの生活はとても意義のあるもので毎日色んなことを教えられています。

やはり似通った感性や同等の立場で話してると気付かないことは多くて。

だから今、アイドルとして鋭意努力されている大野さんと、校長として一応教職者に身を置く僕と…

異なる立場の人間が関わり合うことはとても有意義なものになると確信してるんです。」

 

いや、まともっつーかなんか話ムズイぞ。


よくわかんねーぞ。

 

「僕に足りないものをあなたはたくさん持っている。そして軽少ではありますが逆もまた然りかもしれません。

その方程式が導き出す答えを二人で解いてみませんか?まぁ、簡潔に言えば…来年もこうやって誕生日をお祝いさせて欲しいんです。

生産性やメリットがないとおっしゃるならどんな資料でも用意しますよ!そこに至る努力は勿論惜しみません。」

 

…あれだな。

 

なんかこの異世界の管理者が疲れてきたんか、キャラがよくわかんねぇのか…どっちかだな。←両方正解

 

けど…やっぱ賢い翔くんかっこいーなぁ~…。

 

スーツの翔くんめっちゃいいんだよなぁ…は~かっこいい…目の保養…。

 

ていうか結婚とかできねーっつの俺男なんだから…。

 

 

「ぺっぺっ!かたっくるしいの嫌いなんで飛ばしま~す!さ~次!

Entry number Eleven!『ハチミツとクローバー』より~竹本裕太ちゅあ~ん!」


あーはちくろ!懐かしいなぁ。


あん時の翔くんかっわいーんだよなぁ。

 

「あ、初めまして竹本です。お誕生日おめでとうございm……。」

 

「…?どう…も…?」

 

「……………。」

 

え……

 

何この沈黙…?

 

これアピールタイムじゃねぇの…?

 

何で俺ガン見されてんの…?

 

若い翔くんの、つぶらな瞳が…

 

俺をとらえて離さない…。

 

『人が恋に落ちる瞬間』を、初めて見てしまった──。

 

え、神山さん何でナレーションみたいなん入れた!?

 

「というわけで次いきましょ~!」

 

えーーー!?終わり?!

 

けどなんだろ!

 

しんぷるいずべすと…っちゅーやつかな、すげぇドキドキしちゃった…!

 

 

「これまた変人ですよ~!Entry number Twelve!『神様のカルテ』より~栗原一止っ!!」

 

「…どうも。誕生日なのだろう?めでたいことだ。

ちなみに私は医者をしている。あなたはテレビに出ているのだと聞いたがすまない、私はテレビなどの俗物はあまり見ないたちでな。」

 

「あ…す、すみません…。」


ぞくぶつって…。

 

この独特なしゃべり方とくるくる頭、懐かしいな…。

 

「なに謝ることはない。私が悪いのだ。変人と呼ばれているのは私の方だ。

しかしだからこそ、君を変な色眼鏡なしで見られる。私は素のままの君が好きなのだ。君が私を知らずとも、だ。」

 

なんか…変人なんだけど…

 

素のままの俺を見てくれてるってのが…すげぇじーんときちゃうな…。

 

「でも、何で俺のこと…?」

 

「ああ、患者が騒いでいたのでな。テレビ雑誌を見せられ天使のような笑みに一目惚れしたのだ。

 

え…素の俺が好きとか言ってたのに、一目惚れってなんか…ええ…顔なの…?それちょっと…。

 

でも嬉しいは嬉しい…。

 

それよりぼさぼさで髭はやしちゃってる翔くん、なんかすごい…愛おしい…。

 

俺こういうダメっぽい翔くん好きなんだよなぁ…。


はっ、いや、好きって普通にな?!


「どうしたのだ、智殿。顔が赤いぞ。診察されたいのか?」


しっ…!!なんか、えろい!!!!

 

ダメだ思考が変な風になってきてんじゃん…!

 

 

「まだですからね大野さん!気を緩ませちゃだめだよ~!?

はい次、Entry number Thirteen!『ラプラスの魔女』より~青江修介きょーじゅっ!ホラ!教授、本読んでないで!!」

 

「はあ…まったく、どこにいっても振り回される運命なのか…。」

 

あ、らぷらすのまじょだ。

 

女の子…すずちゃんだっけ?に振り回されてたなぁそーいや。

 

「やあ。お互い大変だね。正直自分は研究にさえ没頭できてればいいと思ってたんだけど…けど君となら一緒に出掛けるのもありかもね。不可解な超常現象が起きそうだよ、いい意味で。」

 

超常現象に…いい意味とかあんの…?

 

「あはは、すまない。何でだろうね、正直に言おう。君に興味がわいて仕方ないんだよ。」

 

ほっぺたを優しく触られてドキッとする。

 

なんだろ、青江教授は、すんげぇ大人って感じがする。。

 

「君を一生かけて研究したい、なんて言ったら引かれてしまうだろうから我慢するけど…

君と一緒にいつか『月虹』を見たいと思ってる。だから隣にいてほしい。君が許す限り。…ダメかな?」

 

優しく微笑まれたら、ズキュ~~~~ン!だよ!イチコロ!!

 

大人の魅力ってやつ?

 

「ふふ、答えを急かすのは野暮だな。誕生日おめでとう。素敵な一日を過ごしてくれ。」

 

あ~~~もおっ!


翔くんほんと色んなキャラこなしすぎなんだよっ!!

 

勘弁してくれっ!!

 

 

「は~~~いそれでは曲者どもが出そろいましたので満を持してこのワタシ★『ザ・クイズショウ』より~!神山悟っ!!!

ふ~~~!!!Happy Birthday Satoshi~~~!イエ~~~~~!!!」

 

ああ…やっと終わったと思ったのに…!

 

一番厄介なの残ってたじゃん…!←

 

「ははは、そんな顔しないでくださいよぉ~!…けどさ、俺。真面目な話、ずっとあなたのこと見続けてきたよ。」

 

きゅ、急に真剣な声色ずるいっ!!!

 

「どんな辛い過去、どんな苦しい展開が待ち受けていたとしても、俺はあなたとの未来を手に入れたい。

あなたとなら何だって出来ると信じてる。それが例え痛く重く悲しい思い出を引き出してしまったとしても。」

 

俺との過去に何があったんだよ…。

 

「俺はぁっ…、ぐすっ…あなたのこと、本当にっ…愛してるからっ…!!!う、っ…うあああああああああああ!」

 

これまでの流れからの突然の号泣はもはやサイコパスだよ神山さん。

 

若干慣れてしまってる俺がいるけど。


なんか翔くん、頭痛に突然叫ぶキャラ多くない?

 

でも…色んな翔くん(?)から俺を守ってくれたりしたのも神山さんなわけで…

 

何だろう、一番思い入れは深いというか…。

 

 

「っさ~~~~!全員のエントリーが終わったところで!

ドッルィィィィィィィィィィィィィム、チュアァァァァァァァァァァンス!!!!!

 

いやマジで恐怖でしかないわ神山悟

 

何このテンションの浮き沈み!?

 

ドラマの時から違和感すごかったけど実際体験するとただただ狂ってんな?!??!

 

「大野智さん!問題です!もしこの問題に正解すれば、元の世界に戻してあげます!」

 

「え…戻れんの!?」

 

よ、よかった!

 

何かわかんないけど皆の視線から身の危険をひしひしと感じてた…!特にケツ…!

 

「では問題!」

 

照明が一気に俺へと向けられ、眩しさに思わず片目をつむる。

 

 

「…あなたが…


『愛している』のは、次のうちどれ!」

 

 

…は?

 

 

「①二宮和也。」

 

え、まってニノ?男だよ?

 

「②相葉雅紀。」

 

は?選択肢メンバー!?

 

「③松本潤。」

 

こ、この流れは…

 

「④櫻井翔。」

 

…やっぱり…。


 

「さぁ、どれ!!」

 

「いや、どれって…だって俺、男で…」

 

「男で。その続きは?」

 

「…そんなん…変だし…」

 

「変、とは誰のモノサシなんでしょう。誰の感覚なんでしょう。あなたの気持ちは、あなたのものだというのに。」

 

神山悟が俺に真剣な目を向ける。

 

…俺の…気持ち…?

 

「あなたにとって一番大切なものは何?それは人の目?世間の声?体裁?それとも常識?」

 

そんな…だって…

 

「それらは人間のエゴの上に成り立つ非常に曖昧で尺度の分からないものだ。常識は誰かの非常識、なんて言葉があるように。

勿論それが必要な時もある。それがないと疎まれ避けられることもある。

だけど今、あなたには少々息苦しいんじゃないの?

あなたにとって一番大切なものは、それじゃないだろ?

それに囚われてるからこそ、人の目から逃げたいんじゃないの?

人の目を気にし常識を守ることであなたは安定を手に入れるかもしれない。

けど失うものがある。」

 

「…失うもの…?」

 

 

「あなたの、心だ。」

 

 

神山悟はニヤリと口角を上げる。

 

「大野智さん。もう一度問います。このぬるま湯のような世界で生きていきたいならそれも結構。

けどそれは本当にあなたの望む未来なのでしょうか?

…違うだろ?

なら胸に手を当てて聞いてみればいい。

何故自分がこんな世界に飛ばされたのか。

何故自分がこの問題に言いよどんでいるのか。

答えはとっくにあなたが持ってるんだよ。」


 

俺の…

 

本当の気持ちは……。

 

 

「さぁ!大きな声で!お答えくださいっ!!!」

 

 

神山悟が叫ぶ。

 

ドクン、ドクン、心臓の音がうるさい。


 

俺は

 

この正解を知ってる。


 

ううん、知ってるっていうか

 

気付かないふりをしてたんだ。

 



ずっと、前から。

 

 


「…っ、④、櫻井翔…っ!!」

 

 

ぼろり、何故かその名前を口にした途端涙がこぼれた。

 


翔くん。

 


会いたい。

 

会いたい。

 

翔くんに会いたい。

 


ああ、俺、好きなんだ。


翔くんが。

 


こんなに好きだったんだ。


違う世界でなんて、生きられないくらい。


自分が認めたくなくてずっと見ないふりしてたくらい。

 


俺は、翔くんが好きだったんだ。

 

 

「…おめでとう。」

 

どこか悲しそうに神山悟は笑った。

 

そこにいた皆も

 

切なそうに、だけどとても優しい顔で微笑んでくれた。

 

「これあげるよ。俺の宝物。」

 

ひなげしのコインを渡される。

 

ドラマで大事そうに持ってたのに。

 

「いい…の…?」

 

「その代わり、必ず想いを遂げて。どれだけかかってもいいから。

俺らはいつでもここにいるから、いつでも来ていいよ。めいっぱい甘やかしてあげるからさ。」

 

皆が頷いてくれる姿が涙で滲む。

 

「…みんな、俺…!……ッ!」

 

そう、口を開いた瞬間、光に包まれ──

 

 

 

 

「…さん……兄さんっ!!!」

 

ハッと目を覚ますとそこは楽屋だった。

 

そうだ、収録終わって楽屋で倒れたんだった。

 

「え…何で翔くん…?」

 

「倒れたんだよ!はあぁぁぁぁ、びびった。よかったよ、うなされてて気が気じゃなかった。

皆にも連絡しとくよ、それぞれ仕事あってさ。気にしてたんだよ。ちなみに智くんのマネージャーは疲労薬買いに行ってる。一応ね。」

 

翔くんがLINEで報告してくれているのをぼーっと見上げる。

 

色んな翔くんがいた。

 

色んな翔くんに好意を向けられた。

 

あれは…夢?

 

それとも…。

 

起き上がろうとすると手に何かを握っているのに気付く。

 

あ…これ…。

 

ひなげしのコイン。

 

 

…マジで、異世界…?

 

 

「どうしたの?」

 

「あ、いや」

 

…見せていいのかわかんないから見せないでおこう。

 

「…翔くんも忙しいのに、傍にいてくれたの?」

 

「あー…まぁ、気になっちゃって。ごめん、特に何もできなかったけど。」

 

誰より時間に重きを置いてるのに。

 

いつ目覚めるかもわかんない俺を待っててくれたんだ。

 

「ありがと…。」

 

「ふふ。どういたしまして。」

 

微笑む翔くんに、胸が高鳴る。

 

ああ、やっぱり俺、翔くんが好きだ。

 

認めてしまったらもう無視なんてできないよ。

 

「…兄さん?どうしたの?熱でもある?」

 

優しく額を触られて、胸がきゅーっと締め付けられる。

 

言っても、いいかなぁ?


俺の気持ち。

 

この忙しい時が終わって

 

来年、落ち着いた頃にでも。

 

だって色んな翔くんが教えてくれたもん。

 

背中、押してくれたもん。

 

どういう結果だろうと、受け止められる気がする。

 

「ねぇ、兄さん、本当にどうしたの…?」

 

ぽーって見つめてたら、心配そうに覗き込んでくれる優しい人。

 


ねぇ皆。ごめん。

 

俺、やっぱさ。

 

『色んな役の翔くん』は選べないよ。

 

『櫻井翔』がいいんだよ。

 

…そう、伝えてみたい。


どんな顔するかな。


困るかな。気持ち悪がられるかな。


もしそうだったらまたそっち逃げに行くからさ、慰めてよね。


 

「…来年、言うね。」

 

「えっ、何で来年?!調子悪い原因聞けるの来年なの!?(笑)」

 

「んふふ。は~腹減ったぁ。」

 

「え、マジ?元気になってきた?何食いたい?何でも頼むよ?あ、ケーキあるけど食う?さっきのサプライズの。」

 

「ん~…食わしてくれる?あ~ん♪」

 

「…はっ?!え、あ、いいけど…えっと、マジ…?」

 

「ふふふふふ、じょーだんだよ~。」

 

「ば、バカじゃないの!!わかってるよ!!!」

 

 

こんなことで真っ赤になっちゃう翔くんが、好き。


俺、頑張ってみるね。

 

もう40なんだから。

 

素直に生きてみるね。

 

ありがとう。


色んな翔くん。

 

 

「も~…。あ、改めて。兄さ…智くん。誕生日おめでとう。」

 

「んふふ、ありがとぉ。来年覚えてろよ!」

 

「だから何なんだよ来年っ!?(笑)」

 

 

かーちゃん


いっつも『この世界に』産んでくれてありがとねっ!

 

 

END

 


テンション高いアホ話は本当にサクサク進んで楽しかった(笑)

それぞれのキャラの感じ、

あんま覚えてないのとか本当に申し訳ない。

誰か教授の一人称教えて…。←

 

そんなわけで大野さんっ。

たくさくたくさんファンへの愛を

口にしてくれてありがとうっ!!

私たちはとっても幸せ者だよっ!!

あなたを好きになってよかったと何度でも思います。

あなたの歩む自由の道の先に

『大野復活』の四字熟語(という名の四文字熟語)が

湧き出てくることを願ってやみません。

重ねて、いつもいつも癒しをありがとう。

あなたが大好きです。

多分これからも、ずっと!

幸せに溢れた一年になりますように🍀

出来ればメンバーとたくさん会ってねっ♡