タカタがエアバックに使う火薬は安全なのか? | クジラ怪人の琉球釣り日記

クジラ怪人の琉球釣り日記

2011年3月11日
世界は変わってしまいました。

現在進行中の危機への対処を考えていきたいと思ってはいるのですが。

正直、うまい回答は無いのが現実ですね。
一緒に考えていきませんか。
少しは何かできることがあるんじゃないでしょうか。

http://toyokeizai.net/articles/-/55576



やっと、誰もが疑問に思っている課題についての記事が出ました。


結論はでないものの、とにかく、原因不明。

考えられるのは、タカタしか使っていない硝酸アンモニウムに原因があるのではないか。


こう疑うのが、現状ではもっとも適当だと思います。


特定の工場や製造時期とは関係ないはず。

そもそも、密度によって、爆発力が変ってしまうような火薬を使うことが問題なのです。


タカタの硝酸アンモニウムを使ったエアバックは、すべて危険だと考えるべきです。

また、タカタのエアバックをタカタのインフレーターに交換しても意味がありません。


もし、あなたのクルマのエアバックがタカタ製なら、即座に、使用を中止するべきです。


以下、URLの記事からの転記ですが、とにかく、国土交通省は、直ちに日本のタカタ製エアバックを使ったクルマのの使用を中止させるべきです。


欠陥の原因は硝酸アンモニウムそのものにあるのではないか、という疑問が投げ掛けられている。12月3日に開かれた米下院の公聴会でも、複数の議員から硝酸アンモニウムの危険性を問う質問が出た。しかし、タカタの品質保証責任者の清水博シニアバイスプレジデントは安全性を主張している。

硝酸アンモニウムとはどういった特性を持った火薬で、ほかのメーカーが使う硝酸グアニジンと何が違うのか。火薬学会の理事で、自動車用安全部品部会長の堀恵一・東京大学工学系大学院教授に聞いた。


――硝酸アンモニウムに欠点はないのでしょうか。

欠点もある。「転移」というのだが、温度の変化によって結晶の形、密度が変わっていく。密度が変わる温度が複数ある(-17度、32度、50度、84度、125度)。その温度を超えると膨らんで戻ってというのを繰り返す。

――転移があるとどういう弊害があるのですか。

 通常、インフレータに充填するのにペレット状に固めて使うのだが、温度変化で密度が変わるとペレットにひび割れなどの形状変化が起こる。
 ガス発生の速度は火薬の表面積で変わる。ペレットにひび割れなどがあれば、急速に圧力が高まる事象が発生する。


解体屋さんのこの記事も参考になりますね。


https://www.hai-sya.com/column/airbag_recall.html


また硝酸アンモニウムはガスの発生効率は良いのですが、湿気を含むと不安定化して異常な燃焼を起こす性質を持っており、インフレーター内部のガス発生剤を固める際に、湿気を含んだものや、成型剤の加圧が不足してしまうと製品完成以後も湿気により不安定な状態に陥るのです。つまり部品製造直後は正常な状態でも、多湿な条件下に車両がさらされる地域や、水害車、冠水車だと、そのインフレーターを装備した車両の異常燃焼した爆発展開がなされる可能性があるようです。