少し前に、たまひよonlineというサイトに、この記事が載っていました 

医療関係者の間では、割と目にする話題かと思いますが、このように一般の方がアクセスしやすい媒体にも分かりやすく掲載されるのはいいことだなと思います。


要約すると、アトピー性皮膚炎(痒みのある乳児湿疹も含む)のある赤ちゃんは、医師の管理のもと、皮膚の治療をしたうえで6ヶ月から少しずつ卵(加熱した全卵)を与え始めることが勧められる、というものです。
この方法で、8割も卵アレルギーの発症を抑えられるそうです。
勿論、既にアレルギーと診断されている場合は除きます。
詳しくは本文をご参照ください。
また、小児アレルギー学会のHPで鶏卵アレルギー発症予防に関する提言を見る事ができます。

ピーナッツアレルギーが多いアメリカでも同様の研究がなされ、やはり早期にピーナッツを与えた方が8割もピーナッツアレルギーを抑えられたという結果になっています。


昔は、アレルギーの可能性のあるものは遅らせて始める、というのが主流だったようですし、離乳食を遅く始める育児法なども聞いた事があります。
盲目的に昔の育児法がいい、という方もたまにいらっしゃいますが、子供に必要な知識はきちんとアップデートして、不利益にならないようにしたいですね。

子育て中は何かと不安がつきものですが
○○法、とか△△メソッドに傾倒する前に一度立ち止まって本当にそうかな?と考えたり、
正しい知識を得る力も必要だなぁと感じます。
(特に昔の方の主張する育児法って割と独断的と言うか…  根拠のない事を最もらしく主張していると感じることも… )

でも、自分が医療関係者だからか、医療に関する正しい知識って、一般の方には得にくいなぁとも感じます。

有用な情報が載っているサイトは有料だったり、全く信用出来ない記事が検索の上位に表示されたり。(WELQ問題も記憶に新しいですよね)


もっと、偏りのない、誰でも気軽にアクセス出来て信頼出来るサイトがあればなぁと思うのですが…
最低限、誰が書いた記事か?その分野の専門家か?健康食品や医療器具の宣伝は無いか… などはチェックした方がいいと思います。
(こんなこと書いてる貴女は誰?って言われるかな?笑)

私も1医療者として、細々と知識のアップデートをしていこうと思います…


たまには真面目な記事なのでした…  キョロキョロ