アスペクト(座相、角度)まとめ | 運命ハック

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オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。
今後も独自の占術を産み出し、完成させていきます。

クインデチレ(165度)の謎を解こうと思う。


・分割数、角度、支配星、象意

1分割、0度、太陽。顕在化、個性。
2分割、180度、火星。活動、攻撃性。
3分割、120度、木星。拡大、アクセル。
4分割、90度、土星。抑圧、ブレーキ。
5分割、72度、天王星。変革、構築と分解。
6分割、60度、水星。知的活性。
7分割、51度、海王星。スピリチュアル、融合と溶解。
8分割、45度、金星。美と殺気。
9分割、40度、冥王星。破壊と再生。
10分割、36度、?
11分割、32度、?
12分割、30度、月。不妊、難産、難航(成し難いだけで欠損・不能ではない)。


・内|外(-180)

30|150 12分割
32|148 11分割
36|144 10分割、5分割と同系統。
40|140 9分割
45|135 8分割
51|129 7分割
60|120 6分割、水星と木星。
72|108 5分割


・15度ずつ

0度 1分割
15|165
30 12分割の内向
45 8分割の内向
60 6分割
75|105
90 4分割
105|75
120 3分割
135|45 8分割の外向
150|30 12分割の外向
165|15
180 2分割


・余り物

15|165 30の半分とその外向。
75|105 150の半分とその外向。


私の占星術におけるアスペクト(2天体間の角度)の基本的な考え方は、
①円の分割数の数理的解釈と配分された支配星の象意。
②180から引いた内外の志向性の差異。そこから派生した倍数。
の二点。

①のうち、36度と32度は支配星が不明なので象意も定かではない。
このことはこちらの記事と関係する。


15度ずつのアスペクトを③としても良いが、大半は①②で説明済みだ。
よって余り物の15度と75度が問題となる。


研究の結果、105度は「不確実」「要領を得ない」「重要でない」「退屈」などの特徴を示しました。
また165度は「容赦のない動機づけ」「強迫観念」「決意」「激変」「分裂」「別離」などを表すことが明確に示されました。
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占星術の大家、ノエル・ティル氏が研究した結論は上記だが、これらは75度と15度の外向的表現の象意だろう。
ゆえに165度の場合、内向的な「容赦のない動機づけ」「強迫観念」「決意」は15度の、外向的な「激変」「分裂」「別離」は165度の象意と見なせる。


まとめるとこうだ。
75|105は150度の半分の内外。
15|165は30度の半分の内外。

165|15←半分←30|150→半分→75|105
分裂・別離←難産・難航→不確実・退屈

何かをやろうとしたが、なかなか上手く行かず難航する(30度)。
そうすると仲間割れし、集団が分裂し、物別れになる(165度)。
または難航することで先行きが不確実となり、退屈する(105度)。

150度は30度の外向。
75度は150度の半分。
105度は30度の外向(150度)の半分(75度)の外向。
外向の外向は内向。
ゆえに105度の象意=「不確実」「要領を得ない」「重要でない」「退屈」は内向的な性質となっている。

同様に、15度は内向である30度の半分。
165度は内向(15度)の外向だからそのまま外向的性質となる(「激変」「分裂」「別離」)。

75|105度は緩慢な象意へ変化し、それは隣接する90度(土星、停止)の影響が見てとれる(難航×停止=退屈)。
一方15|165度は尖鋭化の方向へ進展し、その影響は隣接する0度(太陽、エゴ)や180度(火星、対立)によるものだろう。

15度は難航×エゴ=「容赦のない動機づけ」「強迫観念」「決意」→難事業を意地でも成し遂げてやる!
165度は難航×対立=「激変」「分裂」「別離」→難事業の邪魔をする対立者とは一緒にやってられない!

ということで私的には得心したが、どうだろうか?


30度は一般的には「調和、可能性、機会」という意味だが、私は違和感を抱く。

隣り合う星座は男女の2区分が異なり、そう簡単に打ち解けるとは思えない。
この異種交配は(60度や120度の関係に比べ)基本的には不妊や難産に陥りやすいように思う。

この考えがベースにあるから上述の165度や105度の象意の理解に繋がったわけで、30度=月=難航の象意への確信は譲れないところだ。


また、月の不妊性はマドモアゼル愛さんが提起した月欠損説の傍証にもなる。
私自身は月を欠損とは考えないが、不妊・難産ではあるから悲観的に見れば欠損や不能と誤解する向きもあるだろう。

私は月の可能性を否定しない立場なので、そこは難航として不妊治療の困難の末の妊娠を楽観している。


30度の派生物である150度や75度、105度、15度、165度はどれも難航・難産・不妊に抗う挑戦の過程で生じる別離や退屈なわけで、それらは不屈の精神があれば克服可能だと考えている。

それはまさに底辺を60度(水星)、斜辺を150度(月)とする二等辺三角形であるヨッドが神の指と呼ばれ、試練や訓練の先に大成があることとリンクする(月の困難さを水星の知性で克服)。

そうすると30度(月)を底辺、165度(月)を斜辺にした二等辺三角形があるなら二重の月のスーパーヨッド的な、神を越えた「悪魔の爪」と呼ぶべき最大級の困難さを伴うアスペクトとなるだろう。

ちなみに底辺を90度(土星)、斜辺を135度(45度の金星)の二等辺三角形はトールハンマーと呼ばれ、土星の重圧と金星の美と殺気を象意とする試練を課す。
これは「修羅のこぶし」とでも呼ぼうか。
このアスペクトを私も持っているので、その困難さと禍々しさは痛いほど分かっている。