読書の勧め 有川浩 作品  | らちぇ@365日お金ぶん回します(株・スロ・徒然日記)

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2006年1月2日ブログ開始、7月からは今の生活(投資家)です。FPS(フォートナイトとAPEX)、広島カープ、4000冊集めた小説が趣味。



どうも~らちぇ@気づいたら20冊でした


コメントでも勧められていた初期の『自衛隊3部作』も購入。最初は文庫本で出ていた処女作品の『塩の街』は後から出た追加エピソードを描かれたハードカバーの方を購入しました


軽く自分なりにまとめてみました。『有川浩』作品について


1 自衛隊が


・全く関係ない

・内部の一般の人が知らないようなことも描かれている

・題材に自衛隊を選んでいるだけで少し触れる程度


前期の方は自衛隊が凄く絡んでますが後期はいろんな分野に飛んでます

『市役所』『定年後のおっさん』『電車』『ニート(フリーター)』等々



2 恋愛要素が


・最後にこれから・・・って感じで終わる

・普通にある

・甘甘w 


コーヒーに砂糖を何杯いれるのが好きかって感覚ですね。過去話を振り返る感じでほぼないようなものもありますが、『有川浩』といえばの代表作の[図書館戦争]や短編集の[ラブコメ今昔]や[阪急電車]なんかはかなり絡んできます



3 ボリュームは


1 短編集

2 1冊完結

3 長編物


自分は読書するにあたって長く読みたいから長編物が好きなんですけど、初めて短編集で1括り読み終わった後に『ふぁぉ~!』と感嘆とともに自然と笑みがこぼれるような満足感があったりしました。むしろ、1冊物で微妙だったのがあったくらいです




んで、全体的な感想を。


自分は間違えてたのが『この人、女性の心理描写が巧いなあ』と思ってたら女性だったこと。そりゃ巧いわな女性だもんね。それと頭が良い、キレのあるキャラの使い方がうまいんですよね。


他に『年の差のあるカップル』が結構あること。5歳~10歳くらいですかね。今の芸能界とかもみてるとちょっとしたブームってのが何年か前からありましたが本が出てた頃に被ってるのもあってこれが広くウケた一因になってるのかもしれません。周りでも1回り上と付き合ったことあるとか耳にすることありますし。思ってるほど年齢って壁にならないんですよね。勿論、これが男社会人で女学生とかだと色々ありますが・・・その辺のやりとりもいい感じに書かれてます


後期からはテーマが分かれていて題材があってそれについて書かれてること。生まれ(実家?)が高知でよく高知のことが書かれてます。[県庁おもてなし課]なんかは地方復興とかですね。あとは住んでる界隈、今の[阪急電車]。


[阪急電車]に関しては次に個別で俺も思い入れいれて記事書きますけどこれは超オススメ!あ、自分が知ってる町並みなんで補正が入ってますけど。でも読みやすい短編を合わせて繋がってるのはちょっと斬新なあまり見れない感じで多種様々なやりとりが一人一人の人生模様が良い味を出してます。これ、古本屋で100円で売ってるところもあるんで買って損はないです




自分は読んでると面白い作品だと時間を忘れて世界に入るんです。てか読書好きならみんなそうでしょうけどw気づいたら朝ってことが何度もあって最近はずっと寝不足でした。いいことばかり書いてるけど唯一合わなかったのは[空の中]。これだけは途中で2回寝てしまって3日かかりました。文中の言葉が難しめなことと『白鯨』の言葉があまりに多く出てきてじっくり読む派には多少(もたれる)感じになっちゃうこと。


勧められた『自衛隊3部作(塩の街・海の底・空の中』は申し訳ないんだけどSF要素が多分に含んでいて結構現実派なんでちょっと苦手でした。それでも『海の底』は状況的に『僕らの7日間戦争(自衛隊員2人増量)』って感じなんで面白く読めましたけど



どれが一番!って聞くと読んだ人はかなり分かれると思います。初期はSF+自衛隊。中期からは題材もそうですけど先に言ったように『コーヒーに砂糖(恋愛)何倍入れるか』ってので好み変わると思います



女性に勧めるなら間違いなく[クジラの彼]。ハードカバーには必ず帯がありますが売り文句に(『恋は始まるまでがいちばんいい』『男前でかわいい彼女達の最強恋愛小説』)。これは誘われるわと思った。軽く触れると彼氏が海上自衛隊の潜水艦に乗ってて機密情報からいつかえってくるかわからない。陸でいつ帰るか判らない彼氏を待つ彼女。職業的に『いつ別れても仕方ない』と思いながらそれでも・・・ねっ?(謎)


知り合いに昔自衛隊員いたけどガタイも良くてしかも男から見てもかっこいい奴だったなあと。まあ、おっさんどもはめんどくさかったけどw近くに自衛隊官舎あったんで



全体で言えば[空飛ぶ広報室]や[県庁おもてなし課]。あとはやっぱ[図書館戦争シリーズ]がいいかな。オカルトとかSFとかが苦手なんで[ヒアカムズザサン]はあかんかった。


異彩を放ったのは[植物図鑑]。昔、ボーイスカウトやってたり田舎生まれで野草が好きならいいかも。待望の長編恋愛小説と謳ってるけどそっちは微妙かも。男の方に女性からの理想が大きすぎる気がする。と思ったけど旅行いって部屋を別々に予約する男もいるんだった(謎)俺が穢れてるだけか←


[キケン]なんかは工業高校や男子校出身の人にはいいかも。そうでなくてもワクワクしてみれるよ。学生のときは熱かったなあとか馬鹿やったなあとか思い出します。あと[3匹のおっさん]は思春期の学生と定年後のおっさん、おっさんと孫のやりとりは悪かったのが仲が良くなってくいい話は気持ちが良いですね



だいたい触れたかな?まだ買ってない本もあるんですがまだ高いw新しく出たらもう定価で買うくらい好きになりましたけどね。


またお盆か年末年始になったら読み直すんだろうなあ・・・好きだわ