神に救われ生気を
取り戻した俺は、佐賀に帰って
バントのメンバーに意識改革を
求めた。
俺『現状に満足せんで、もっと
よんにゅ練習せんばアメリカどころか
こん街でん無理ばい！怒』
変人小山田くん
『マー坊はそがん言うばってんさ
ウケとっけん良かとやないと？』
無謀な石橋くん
『オイも小山田とおんなじばい』
俺『わいどんはなんば言いよっとか！
なんも練習せんで酒と
薬ばっかいしよろうが！怒』
呑んだくれのせいちゃん
『もうよか…オイはもうこのバントば
辞めるけん』
俺『はあっ？アンタが最初にこのバント
にオイば誘ったっちゃろが！？
とごゆんな！』
「とごゆんな」とは『ふざけるな』と言う意味
もうネ…
メンバーの向上心の無さに愕然
皆んながそう言う事なら
俺はバントを、維持して
俺だけのスキルを上げることを
最優先にする事にした。
先ずギターのせいちゃんの代わりを
探さないと…
佐賀の鹿島のダンスホールで知り合った
バントマンの音楽仲間
ベース担当の岡ちゃん
ボーカル担当の池田くん
の2人に相談してみたら
なんでも長崎の諫早のほうに
まだ10代で
蕎麦屋の小僧をしているけど
GFRを弾ける奴がいると紹介してもらった。
そいつが のちにクリスタルキングで
キーボードを担当する
今給藜博美である。
これがバント経験が全く無く
一人部屋でギターを弾いている
今で言うオタク？笑笑
そして、彼曰く蕎麦屋に辞める許可
を取るのはめっちゃ難しいらしく
一丁前にシブリよった…笑笑
無謀な石橋くん
『そいぎ夜逃げすっぎよかろうが！』
訳します。『そしたら夜逃げすれば良いんじゃ
ないか？』
無謀な石橋くん
本領発揮！汗
そしていよいよ夜逃げ決行の日が来た！
今夜はこの辺で
よかろうか…
よかはずはなかろうばってん
つ・づ・く