もう一つの物語り【愛 染】 286 | シンイLove♥魅惑の高麗ライフ

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あくまでも管理人の妄想の世界です。
ご了承の上お読みくださいませ。

 
 
 
 
バンガローは受付のある管理棟から
一番遠くにある建物だった、ログハウス風で可愛い
入って直ぐの左手にミニキッチン
あとはただの四角い部屋だが
ありがたい事にトイレが付いていた
しばらくするとチャイムが鳴りお爺さん登場
 
「布団持ってきたから手伝ってくれんかね」
 
外に出てみるとリヤカーに布団が積まれていた
ヨンがそれを運び入れる、するとお爺さんは袋を差し出した
 
「これ食べてくれ、飯はないんだが
腹の足しにはなるだろう」
 
差し出された袋の中にはカップラーメンが二個と割り箸
 
「頂いても良いんですか、あっお金払います」
 
ウンスがそう言ってバックの上の上着を除けると
ポケットからキーホルダーがコロッと出てきた
お爺さんは転がってきたそれを拾うと
 
「これは…もしかして来た事があるのかい」
 
そう言ってウンスを見た
 
「もう昔ですよ、小学生の頃
ここで林間学校の宿泊体験をしました
それはその時に作った物です」
 
お爺さんは黙って外に出ると、リヤカーに積んである
小さな箱から丸い木片を持ってきた
 
「今でもやってるよ、今はバンガローにしたから
林間学校はやってないが、子供が来たらあげるんだ
良かったらまたやってみるかい」
 
そう言いながら二人分の木片をくれた
 
「あっ金は要らんよ…差し入れだ
儂は今夜は下の家に戻る、一応門は鍵かけて行くから
後は自由にしてくれ、管理棟の横に自販機もあるから」
 
そう言うと戻って行った
 
「もしかして、キャンプ場ごと貸してくれたの?
ダイナミックなお爺さんね」
 
だがヨンは何故か不機嫌そう
 
「あの爺は昔のウンスを知っているという事か」
 
ウンスは苦笑いで
 
「あのねまだ子供だったのよ…それにその頃居たなんて
言ってなかったじゃない、気にしすぎよ
ほらお湯沸かす間に着替えて」
 
ウンスはそう言うとヨンと自分のスエットを取り出し
電気ポットに水を入れるとスイッチオン
カップラーメンの蓋を開け封末スープを投入
自分も着替えようと振り返ると…
 
「だ~か~ら~まだ早いし…今何時かわかってる?」
 
「8時前だ…」
 
スマホで時間帯を確かめたヨンが答える
そのヨンは布団を綺麗に敷いていた、しかも
二人分の布団のはずが敷かれているのは一組だけ
並べて敷くのではなく、重ねて敷いていたのだ
そしてヨンはその上で胡座で座っている
 
「誰も寝るなどとは言っておらんだろう」
 
拳で鼻の頭を擦り照れ臭そうに答えるヨン
ウンスは何も言っていないが
胸の内を見透かされたようでバツが悪い
 
「そうよね小学生だってこんな時間に寝ないわよ
お腹空いたし、ラーメンいただきましょう」
 
そう言いながらブラウスのボタンを外し始めた
ブラウスを脱ぎスエットのトレーナーを取ろうとした瞬間
その手首を引かれ胡座のヨンを跨ぐように崩れ落ちた
激しく重ねられる唇を避けることもできず
抱きしめられ身動きすらできない
しばらくそうしているとウンスの身体から力が抜けていく
ヨンも力を緩めると慣れた手つきでブラのホックを外した
 
「ん…だめよ」
 
「何故だ…」
 
「シャワー…してない」
 
「構わぬ…」
 
「ん…でも…」
 
「うるさい…良いのだ」
 
 
 
波線波線波線波線波線波線波線波線波線波線波線波線波線波線波線波線波線波線波線波線
 
こんばんは(*- -)(*_ _)ペコリ
 
いつもお立ち寄りくださりありがとうございます。
明日は短いですが別館になります。
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早いものでもう三月ですね。
すっかり春らしい日も増えましたが
私は確定申告の最終段階で少々減なり気味です(;'∀')
でももう少しで終わります…頑張ろうっと。。。
 
てんてんmama