50's addict | My life is too absurd to be taken seriously.

50's addict


アラフィフの濃密フェロモンに痺れ過ぎて、
脳内がフワフワしている。

もちろん彼等の御年柄ザックザクに稼いでいますから、
お食事処は静かなビストロ系やら小料理屋を次々と渡り歩き、
衣装と靴と時計の量には事欠かず、
高級車を数台悠々と所有し、
体を毎日欠かさず鍛えて胸板と上腕の太さは老い知らず、
そして少年の様な瞳で恥ずかしそうに微笑みながら
しかりと手入れをされたスベスベの掌で私の手を握る。

話題には事欠かず、
趣味、文化芸能、旅行に関しての引き出しは特に奥深く、
少々の悩み事には、年の功から神仏級の価値観を学ばせられる。

そして、その紳士たちは独身。

もう同年代と恋をしパートナーを得るという、
健康的な生活はできそうにない。
ディープな時間に酸欠確定。
完全にアラフィフ中毒にハマりました。