昔大好きだったドラマ『愛しあってるかい!』で、
男女の恋愛についてのこんなやり取りがあった。
甲斐先生(柳葉敏郎)
「女ってのは男がたくさん愛してあげないといけないものかと」
不破先生(近藤誠)
「俺は、女は男を愛したいものだと思うから、好きだって思わせるようにする」
日色先生(陣内孝則)
「男と女の間には『ときめき』って木があって、どちらかが水をやらないと枯れちゃうし、
お互い水をやり過ぎると根が腐ってダメになっちゃう」
それぞれのキャラを象徴しつつ、男女の恋愛観を教えてくれるシーン。
多分、人それぞれなので、どれが正解、というわけではないだろうが、
私は、日色先生の言った「ときめきって木」が印象的だった。
女性アイドルと男性ファンの関係は、恋愛ではないけれど
もしこれに置き換えるとするならば、
ファンがとにかくアイドルを熱烈に愛する、
アイドルがファンを大切に思う、
ってことだけではなく、
アイドルとファンが紡ぐ何かを、一緒に大切に育んでいくことも
思いとしてはあるんじゃないかと。
例えば、何か共通の目標や夢を持って、
それを実現するために力を合わせるとか。
そのために悩んだり、知恵を出し合ったりすることも、
有意義なことなんだろうなと思う。
元サッカー日本代表の中田英寿が、
「悲しみはひとりにしかわからないけど、幸せはシェアできる」
とインタビューで語っていた。
何をしてあげる、とか
何をしてもらう、とかじゃなく、
一緒に同じ何かを目指す、って気持ちもあるはず。