それは二十光年の距離を越えて | マンモス☆南北東西を駈ける

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グラビアアイドル・モデル撮影会「グラ☆スタ!」主宰/フォトグラフィック・オーガナイザーのマンモス☆南のサブブログ。日々の喜怒哀楽を吐露?!

私が20代後半から30代に差し掛かる頃、

サラリーマンをやっていたものの、

脚本家だの作詞家だの、とにかく物書きになりたくて、

シナリオコンクール的なものに応募したり、果てはシナリオ学校に通ったりとかしていた。

 

夢は夢のままなわけだが、

(諦めたとは言ってない)

さっきふと、その頃、今から20年前ぐらいに創作したものをPCのフォルダで見ていた。

 

20年前とは言いながら、

自分が本気で脚本家になりたくて書いたいくつかの作品が、

昨日のことのように思い出せるかと思いつつ、

タイトルを見ただけではどんな作品だったか思い出せないものもあり、いささか意外だった。

 

それは、「覚えていない」ではなく「忘れてしまった」のかもしれないが。

 

そんな懐かしいものを見ていたら、一編の歌の歌詞が出てきた。

 

昔「チャイドル」(チャイルド+アイドルの造語で、若いアイドルのこと)で名をはせた吉野紗香が、

CDデビューするにあたり、カップリング曲の歌詞を一般公募するというプロジェクトが行われ、

それに応募した歌詞だった。

(もちろん、結果は不採用)

 

公募に当たり、メロディを歌っている(♪ラララ~的な)CDが確かCDショップで無料配布されて

それを聴きながら歌詞を作った記憶がある。

 

実は、私が脚本家を目指すようになったよりも前に(中学高校時代の話)、

シンガーソングライターになりたいという夢があったので、

(これも諦めたとは言ってない)

その歌詞作りには結構本気だった。

 

その歌詞がコレ↓

 

*****

 

『一光年の想い』

1.何でこんなことに気づかなかった
  見上げた夜空も潤んでる
  去年のBirthday 君がくれたイアリング
  うっかり忘れてしまうほど軽かったのに

   (waiting for the chance) ありふれた優しさほど
   (waiting for the chance) いつのまにか時間(とき)に流されていた

  真っ直ぐな輝き 瞳に届く
  ねえこのまま見つめてていいの?
  瞬きの数だけ 心が揺れる
  もう私はあの日の少女じゃないの

2.離れててもそばにいた気がした
  すぐにも手の届きそうな星のようだね

   (waiting for the chance) 神様のお告げみたい
   (waiting for the chance) 突然押し寄せた君との記憶

  一光年の想い 私に届く
  ねえこのまま抱きしめていいの?
  心のプリズムで 七色に光る
  もう君もねあの日の少年じゃない

  一光年の想い 君にも届け
  ねえ必ず君を照らすから
  いつか同じ星を見つけたならば
  もう二人はあの日の想い出じゃない

 

*****

 

いやもう、本当に、秋元康になりたいんだな、みたいな(笑)

31歳の私はこんなの書いてたんだ、と思いつつ、

20年経った今の私は、この頃の創作意欲とか、忘れてしまってないだろうかと。

 

自らが編んだこの言葉が、二十光年の距離を越えて刺さってきた気がした。

 

 

余談ながら、吉野紗香の「真夜中のチョコレート」というのが公募された歌詞の歌

https://www.youtube.com/watch?v=9kDRsbemecg