普段の生活の中で、息抜きのひとつが「中国歴史ドラマ」を見る事。
流行りの韓流ではなく、中国ドラマの中でもいわゆる「古装劇」と言われる歴史ドラマ限定です。
史実がベースにありながらもかなり脚色は自由なので、同じ人物でもドラマによって全く書かれ方が違ったり、実際にはいなかった人物が登場したり、ファンタジーに近いものも多いのですが、それでも「書」の歴史、「茶」の歴史も垣間見つつ中国4000年の歴史はドラマチックで面白いです。
現在視聴中のドラマは、WOWOWの上陽賦、長歌行、BS11とか12で見られる慶余年、大唐流流あたり。
他にも放映中のドラマはもっとあるのですがさすがに全部見ていると生活に支障を来たすので涙を呑んで絞っています。
そして動画配信サイトでは原則見ないという自己ルールも。これは動画配信サイトで見ると、見たいものがありすぎて永遠にはまってやはり生活に支障を来たすからです…
前置きが長くなりましたが、中国歴史ドラマを見ていると、出て来るお茶はもちろん、お料理やお菓子も気になります
かつては、「後宮の涙」に出てきた「一口酥(いっこうそ)」を佐賀県で探した事もありましたが、最近ずっと気になるのが、特に唐代のドラマに出て来るもので、街中で赤くて丸いものを串刺しにして売っている「糖葫芦(タンフール)/サンザシ(山査子)飴」です。
唐代の長安の街中のシーンなどで必ず俵みたいなものにいっぱい突き刺して売っている光景が見られるのですが、ちょっとその画像が手元になくて…
今すぐに手元で出せる画像だと…
「慶余年」のワンシーンより。 ちなみに彼はイノッチではありませんよー
「麗王別姫」の中で出て来るシーンもなかなか印象的です
これがとにかく美味しそうで一度食べてみたいと常々思っていました。
どちらかというと寒い地方のものらしいので以前行った、香港にも上海でも見なかった気がします。
ネットで買えるのですが、送料考えると本数も多くなり、やはり味見してからでないと…
色々調べたところ、横浜中華街で販売されていると知ったので、機会があれば行きたかったのです。
何かブームなのか、中華街に入るなり結構目に付くのですが、これ殆どがイチゴ飴で目的のサンザシ飴ではありません
「サンザシは無いよ~」とも言われますが、「大丈夫!」下調べ通りのお店で無事に買う事が出来ました。
朝陽門の近くの甘栗屋さんで買えます。
お姉さんの伺うと「ココではウチだけね~」だそうですが…
甘栗売りがメインのお姉さんが持っているのはイチゴ飴とマスカット飴
サンザシ飴が欲しいというと、中に入って冷凍庫からカチンコチンに固まった袋入りのこれを出してくれます(1本500円)
ドラマみたいに直ぐに噛り付きたいところですが、冷凍カチンコチンなので、全く歯が立ちません(特に私歯弱なので~)
なので、そのまま家までテイクアウト
大好きな奇蘭茶を淹れてのティータイムです
ほどよく溶けたサンザシ飴、甘酸っぱくて美味しい~
サンザシ自体はかなり酸っぱいので、飴がけにしてちょうど良い感じ。
バラ科(山査子もバラ科)の果物は裏切らないわ~
(私の好きなバラ科の果物⇒杏、李、梅、桃、チェリー等)
このサンザシの中はどんなかというと…