退去者が出てかなり傷んでいる1Rマンション。
10年間、OL女性が住んでいらっしゃいました。
現状回復工事の提案の見積もりをみてびっくり~
これからの時代の1Rマンションに求められるのは、これまでのような利便性に加えて、入居者の満足感や価値観にフィットする空間を高められるかであろう。
住み手が本当に満足する空間を提供し、それを維持するための取り組みが必要である。
そのためには、立地や仕様魅力的で、といっても立地は現状の場所だからどうしようもないが・・・
きちんと維持運営しメンテナンスされていることが重要だ。
「こうすれば賃貸ニーズは確実につかむことができる」という触れ込みで、たくさんの不動産投資の関連書籍が出版されており、それらのほとんどをアマゾンやヤフオクで中古購入し読んだが、残念ながら肝心の、「マーケティング戦略」のマの字も出てこない。
賃貸対策に、「不動産会社と仲良くなりましょう」「建物周りを掃除しましょう」「チラシはポップ調」といったアドバイスは並んでいるが、それで賃貸がつくのであれば何も苦労はいらない。
仲介業者や入居者への心遣いは大いに結構で否定はしないが、もっとも重要と考える。「成功要因」にはなかなか結びつかないであろう。
一般にマーケティング戦略のセオリーでは、STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)が重要であるといわれている。
これはどうのような業界でも、自社製品の設計はこのプロセスで開発されているはず。
ポイントは、どのようなセグメンテーションを行うかであろう。
単身赴任のおっさんが入居者となるような場合は、寝るためにだけに住んでいる場合がほとんどで、差別化もデザイン性も不要なのかも知れない。そこには、安価な家賃しか必要とされないと推察できる。
そのような中で、この傷んだ1Rマンションを原状回復工事だけでなく、どのような手法で差別化を図ろうか思案中である。
その手法の一つとして選択したのがデザイン性である。床から壁から全て内装をやり直します。
今月の連休で完成させようかと・・・
イケア、ニトリ、ケイヨーD2 と友達がいっぱい~
どのみち傷みが激しく、長年住まれていたようでエアコンや換気扇、IHコンロ等も一度も交換されていないため(20年物)交換をしなければならず、多額の費用がかかる。
この費用を家賃でまかなうことはかなり厳しいが、客付けを最優先で考え少しでも収入が早く入るようにしたいところだ。
あまり料理をされなかったのかな?それとも剥離しても気にならない?
所詮、賃貸だから気にしない?
でも、俺は嫌だね。
デザイン性を求めている層という大まかなカテゴリーのレベルではなく、より細かなセグメンテーションを行わなければならない。
さあしあたって、女子大生とOLがターゲット(笑)
そのセグメンテーションにヒットする空間仕様、媒体選定、キーワード選定、文章構成などを細かくセッティングして、入居者へのイメージのブレが起きないようなプロモーションが必要であろう。
それを管理会社に依頼していこうと考える。
このリノベーションする1Rマンションを実験的検証を自らし、ブランディング化してみる。
ブランディングとは、顧客(入居予定者)に「期待」させること。
どのように顧客の「期待」を熟成し、保持し、派生させるか。この期待をうまくコントロールするのが、マーケティングの肝であり、賃貸入居者の確保につながるのではなかろうか。
同時に、入居者だけでなく入居潜在層にファンになってもらう仕組みや仕掛けがブランドを生み出す源泉にもなるであろう。
言葉で言うのは簡単で実現は厳しい・・・(笑)
さて、いくらのお金が飛んでいくのだろうか・・・・(泣)
管理会社を変えるにも3か月前に書面で解除って・・・