小松うどんを食べたあと、次なる目的地である那谷寺(なたでら)へ行くことにしました。
那谷寺を抱くようにしてそびえる白山は往古の昔
その気高い山容から、 清らかで優麗な女神の住む山として神聖視され
信仰の対象となっていました。
奈良時代の初め、その白き山に登り
白山の神が十一面観音と同じ神であることを感得したのが
「越の大徳(たいとこ)」とよばれ
多くの人々の崇敬を集めた名僧・泰澄法師です。
法師はさらに養老元年(717年)霊夢に現れた
千手観音の姿を彫って岩窟内に安置しました。
法師は「自生山 岩屋寺」と名付け
寺は法師を慕う人々や白山修験者たちによって栄えました。
これが那谷寺開創の由来と伝えられます。
久し振りのいい天気のこの日、多くの観光バスが訪れていて
観光バスの運転手さん同士の会話もチラっと聞こえてきましたよ。
「白山スーパー林道も行ってきたん?」
「行ってきたよ!
いっぱいの人やってぇ、ふくべの大滝なんか、ずぅ~っと列つながっとってぇ
大変やった~」
お隣石川の、ちょっと独特な語尾が面白い(笑
駐車場に車を停め、拝観料を払いに受付へ。
受付のおばちゃんが
「特別拝観でしたら重文書院と庭園が200円プラスで観れますよ!」
とセールストーク(笑
せっかくなので、特別拝観にしようということになったので
ひとつボケてみた。
「庭付き大人2人!」
受付のおばちゃんと、横にいた夫、大爆笑である(ははは)
大いにウケたので、私はもう大満足だった(えへへ)
紅葉が始まってきています。
拝観料を払い、門を抜けてまずは重文書院と庭園へ。
きれいに手入れされている苔生したお庭を散策し
いろいろ写真を撮ったのに・・・うーん・・・いまいち(汗
庭園を出て本堂を目指してしばし歩くと
那谷寺の名物、崖が現れてきました。
崖に人がいるでしょ?
特に防護柵などは無い場所なので、危険といえば危険なのだけど
ここに来たからには登らなきゃでしょ!
ということで、上まで登ってきました♪
人がすれ違えるほど道は広くないので、降りる人が多いと
少し待ってなきゃいけなかったけど
なんとか無事上に上がりきりました~。
ここを降りてから、今度は本殿に向かい
胎内くぐりをしてきました。
※ちなみにこの赤い建物は本殿ではありません(汗
本殿(重文)は岩窟中腹に建てられ
四棟舞台造りで、岩窟内にご本尊が安置されています。
この岩屋の胎内をくぐって、人の罪を白く清めるという霊場になっています。
腹ん中が白くなったかしら(笑
あと3~4日で全体の紅葉は見頃のピークを迎えそうな感じでしたが、
真っ赤に色付いているのもあちこちで見られました。
那谷寺は、これ以外にも結構観る場所が多く、
風邪を引いていたにもかかわらず、あちこち歩き回った私たち。
なので・・・
那谷寺の後は、、、、
やっぱり温泉でしょ~~~!
ということで、ほど近い片山津温泉の源泉に一番近いという
老舗旅館の立ち寄り湯でひと風呂浴びて
風邪っぴき夫婦の秋のドライブ旅行は終わったのでした。
ちゃんちゃん♪