1989/5/19発売 カプコン RPG 5,900円
当時の記憶での面白さ 80/100
現在やってみた面白さ 70/100
思い出度 85/100
本宮ひろ志といえば、サラリーマン金太郎を思い浮かべる人が多いと思うけど、僕は天地を喰らう、だ。
たしか、北斗の拳が連載していたころ同じジャンプで連載していたと思う。
当時は、夏休みに東京の叔母の家に1ヶ月くらい泊まるのが毎年の行事だった。
"銭湯"で弟や従兄弟たちと"戦闘"したあと、コーヒー牛乳やフルーツ牛乳を飲みながらジャンプを読んだり、大人が将棋を指しているのをみて覚えたものだ。
そのジャンプに短い期間だけ連載していたのが、「天地を喰らう」だ。
内容は、三国志。
また三国志かい!って思うよね。
これをやったのは中学3年のときだ。
とても懐かしい。
例によって、弟たちがやっていて、ボクが後ろから眺めているパターンから始まる。
「これは何?」
「三国志のロールプレイングゲームだよ。本宮ひろ志の天地を喰らうのゲーム版」
「ふぅぅん。。。」
やりたいゲームがあったので、RPGとなるとなかなか終わらないから諦めて弟がやっているのを見ていることにした。
裏面に簡単な説明が書いてあります
面白そうだな・・・
当時は三国志にはまっていて、お小遣いで「横山光輝の三国志」を毎月4冊買っていた。
4冊買うともう100円か200円くらいしか残らない。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
それでも毎月買っていたので、ファミコンカセットを買うことはできなかった。
弟が買ったり借りてきたのをやっていたんだと思う。
なので当然、弟が終わるまで待たなければならないのだが、面白そうなゲームだとお尻の穴がむずむずかゆくなってきて遊びたくなってしまうんだ。
「ちょっと遊ばせて」
となって、クリアするまでプレイさせて頂きました♪
タイトル画面はこんな感じ
このゲーム、サクサク感がすごかったんだよね!
これはよく覚えてる!
とにかく動きがスムーズというか、速い。
ドラクエとかはかなりゆっくりだけど、アクションゲーム寄りのサクサク感です。
しばらく待っていると・・・
それから「漢字」も多く使われていて、ボクの遊んだゲームのなかでは見やすかったほうだと思います。
それに、当時のRPGっていうと主人公は最初から最後まで一緒だけど、このゲームは違う!
ドラクエとか仲間を見つけて増やしていったり、職業変えたりとかあったけど、天地を喰らうは主人公と思しき中心人物が強制的に離脱してしまうので他のメンバーで穴埋めしなければならないというシステム!!
独特だよね
能力の引き継ぎとかないので、一時的に戦力ダウン。
誰をレギュラーにするか、誰を軍師にするか、やる人によって好みがわかれるところです。
登場人物の略歴が流れ出します
それから、多少の謎解き要素はあるんだけど、そんなに難しくない。
進む方向も、おおよそわかるくらいシンプルなフィールドマップになってます。
ほとんど一方通行なんじゃない?って思うくらい、わからなくても進んでいけば次のステップへ到達できます。
やっぱり五虎大将軍は押えておきたいとこです
唯一、独自のシステムで面倒だなって思ったのが、兵糧の概念かな。
エネルギーみたいなもの(女神転生のマグネタイトみたいな感じかな)で、フィールドを歩くには兵糧を消費するんだ。
軍隊を率いている感じはあるのでいいんだけど、ちょっぴり面倒くさかったな。
出ました!呂布です!嫁さんがキライな呂布です!
✳️呂布はバカだからキライ
戦闘システムも独自で興味を引いたところの1つですね。
普通は、「体力」があって、それがなくなると死亡なんだけど、体力の代わりに「兵士数」なんだよね。
「体力」の場合、瀕死の状態でも攻撃力は変わることがないけど、「兵士数」の場合、ダメージをくらって兵士が減ると攻撃力がダウンする。
大将がいくら強くても、兵士が少ないと攻撃がしょぼいんだ。(´д`lll)
面白いシステムだと思った。
袁紹、袁術まで説明が!
戦闘シーンも、兵士がドカン!ドカン!とぶつかり合う感じが生き生きしていてよかったなぁ。
とにかく今までとは違ったRPGだと思ったのはよく覚えている。
孔明と龐 統は1セットみたいなもんですよね
だいたい三国志のストーリーに沿ってゲームは進んでいくので、三国志を読んでいれば次はこうなるなってのは予測がつきます。
なので、シンプルに感じたのかな???
あまり迷いません。
逆にゲームから入って、原作を読むパターンも有りだと思う。
僕はナムコの三国志から興味を持ったしね!
あのカプコンがRPGを出すとは!!
発売は、カプコン。
カプコンと言えば、魔界村や1942などアクションゲームやシューティングゲームが得意なメーカー、って思ってた。
その後もブームになったストリートファイターⅡ(アーケードやSFC)、最近だとモンスターハンターとかもカプコンだよね。
おおよそRPGに力を入れているとは思えないメーカーなのに、なかなか面白いゲームをつくってくれた。
当時のエニックスやスクウェアが、アクションやシューティングを発売するとは思えないし、出しても面白いのかな?って思っちゃうもん。
やるじゃん、カプコン!!!
さっそくやってみましょ♪
歴史書の2と3は消えてしまいました
半年ぶりくらいに電源ON!
スタートボタン押すと・・・
「ざんねんながら れきししょ 2は きえてしまいました」←こんな感じのメッセージ
「ざんねんながら れきししょ 3は きえてしまいました」
なぁにぃ~(#`ε´#)
よかったぁ~。。。歴史書1は何とか残った。
画像は、すぐに歴史書1をコピーしたもの。
・・・しかし20年以上前のゲームなのに、まだバックアップ電池が機能しているなんて、スゴイと思う。
3つのうち2つは消えてしまったけど、その後もちゃんとセーブ出来たし、レトロゲームやるじゃん♪って思いましたよ。
クリア直前のデータしか残ってない
さぁ、さっそく出陣だ!!ヾ(。`Д´。)ノ!!
クリア直前のデータしかありませんが、それで書いていきますね。
街や城のなかはこんな感じ
街や城には、宿屋や武器屋、兵糧屋などお店がたくさんある。
1つ不満というか、やりづらいなぁと思ったのは、「看板」がないのだ・・・・・・・・・( ̄□ ̄;)!!!!
なので入ってみるまで、わからないし、全部記憶するのは難しいから無駄な訪問がどうしても増えてしまう。
改善して欲しい点ですね。
宿屋。中に看板がある!
建物のなかに入ってみて、ようやく看板がある。
意味ねーじゃん!
ご覧のとおり、宿屋の看板が2つもあるが、1つくらい外にかけとけよ!
って思います
7名まで選抜できて、合戦に参加できるのは5名。
(※印の武将は、死んでいる武将)
死んでも、その場で最大2名までは補充要因として帯同できる。
1名軍師を任命できて、軍師の能力によって使える策略(呪文みたいなものかな)が変わってくるというシステム。
(★印の武将は、軍師)
ボスによっては、策略を使い分けなければ苦しい場合もあるので、任命する軍師を変更させることも必要。
孔明と姜維・ホウ統では、特に重要な"回復"の策略が違うから注意しなければならないね。
なお、よくわからないのだが・・・諸葛亮だけ「コウメイ」と表示される。
合戦(バトル)時は、「諸葛亮」なのだが・・・
表示されるウィンドウに「ショカツリョウ」だと入らないからか!?
フィールドは広大
外に出てみるとフィールドは広大。
でも動きが早く、サクサク進むのでストレスはたまりません。
この点は本当に良いところですね♪
だいたい進む方向は1方向だし、街や城なども1エリアに複数あることは少ないと記憶してます。
出ました!山賊です!
雑魚は山賊。
何故か兵士だけという敵も!
それから兵士。
兵士だけウロチョロしてるのもおかしいと思うけど、そういう設定でもしないと敵とのエンカウントが極端に減っちゃうから仕方ないよね。
他のRPGみたいに、モンスターとか出てくるストーリーじゃないし。
敵に勝利するとこんな感じ
敵に勝つと、「金」と「経験値」のほかに、「兵糧」が表示されます。
勝っても兵糧は増えない。
基本的には街や城の兵糧屋で調達(購入)しなければならないので、結構面倒。
たまにボス的な敵に勝利すると兵糧がもらえるけど、そんなに多くないからちょこちょこ買わないとね。
兵士が増えれば兵糧の減りも早いってとことかちゃんと設定してある。。。
敵将を捕らえました!
武将を仲間にする方法は、フィールドで遭遇する敵のなかに武将がいたとき、勝利したあとに仲間にすることが出来る場合がある。
またストーリー上、イベントで仲間になる場合もある。
こっちの仲間のほうが使えることが多いけど、弱い武将とかも結構いる。
さて今回、チョウサイを捕らえました! じゃぁどうするか。。。
仲間にしてみましょう♪
金を要求してきやがった!!
なぁにぃ~(#`ε´#)!!
金を要求してきやがって!!
しかも上から目線じゃねーか
他にも名馬をくれれば仲間になってやろうとか、仲間にはならないってやつも。((((((ノ゚⊿゚)ノ
あまりに仲間が多くなってしまうと、仲間に加えることはできなくなるから注意が必要だ。
いくつか改善点もあるけど、やっぱり全体的によく出来たゲームだと思う。
1989年にここまでのものをつくっていたとは・・・感心です(*^ー^)ノ♪
仲間にした武将は入替自由!
選抜した武将を入れ替えたいときは、
"編成所"で武将を外したり加えたりできます。
編成所に預けておける(?)武将は64人。
けっこう預けられるんだね (ノ´▽`)ノ
解雇すると、フィールドでエンカウントします。
物語は最後のステージまで飛びます( ̄□ ̄;)
最後はボス戦の2連戦です!
アイテムを整えて、軍師を確認して、いざ出陣!
最後のボスは、連戦なので注意が必要。
なぜなら、戦い終わったあと回復等する間もなく次のボス戦に突入するからです
私はそのまま全力を尽くしたので、2番目のボスで思いっきり負けましたよ・・・
まずは司馬師、司馬昭との戦いですね
最初のボスは司馬師、司馬昭と兵士たちとのボス戦です。
司馬師は、兵士数(体力ですね)を完全に回復させる「完復の計」を使うのでとても厄介です。
それを防ぐ「策免の計」というのもあるのだが、システムの特性を活かすのも一計。
兵士をわざと残しておくと、何を血迷ったか兵士に完復の計を使うことがある。
バカじゃん!?
完復の計は厄介。
かなり兵士数を減らしてからの完復の計は、心が折れる。。。
無難に策免の計を使うのがいいんだけど、策略ポイント(MPみたいなもの)は限られているしなぁ。
うっかり兵士を先に倒してしまうと
司馬師の完復の計を実行されてしまうので、こちらの精神的ダメージは計り知れない。
対象は2人だけだからね。。。
なので、兵士は残しておきましょう!
こちらの状態が正解。
昔のゲームってのは裏ワザやバグが多かったり、一定の法則やリズムに従って動いていたものが多かったよね!
裏ワザは作り手の遊び心が垣間見れるし、バグが裏ワザになっていたこともあったっけ。
兵士数MAXの"兵士"に完復の計を使うなんて、裏ワザじゃないけど、ゲーム特有の法則を利用した遊び方なのかも知れない。
出た!最後のボス、司馬懿だ!
司馬師、司馬昭戦に勝つと、最後のボス司馬懿の登場です。
しかし、そのまま戦闘に突入してしまう連戦となり、私は策略ポイント・アイテムともに使い果たしていたため勝てる見込みは薄かったので・・・
無理せず、死にました♪( ̄▽+ ̄*)
連戦だから、死んだらまた最初からと思いきや、司馬師・司馬昭戦はありませんでした。
なので、全回復・アイテム補充して再度挑むことが可能!
司馬懿戦は、次の記事に書こうかな。
なお、最後のメンバーは・・・
趙雲。人気が高い武将ですよね。
文武に優れて忠義に厚く、冷静で実直なイメージのある趙雲。
レッドクリフでも活躍してましたね。
やっぱり嫁さんはカッコイイっていってました。
何となく真田幸村(信繁)と似ているって言ってたけど、ゲームやマンガでは、もちろん強いしカッコ良く描かれることも多いから、そう思えるのかも知れませんね。
はずせないですよ。
張苞。張飛の息子。
張飛を入れたいところですが、強制的に離脱してしまうので息子の張苞を選抜。
三国志のなかでは活躍してましたが、最後は破傷風で死んだと記憶してます。。。
張苞が死んだくらいから、蜀の人材不足に歯止めがかからなくなった気がしますね。
関興。関羽の息子。
こちらも関羽を入れたいところですが、張飛同様強制離脱。
ゲームのなかでは比較的能力値が高めに設定されてますね。
姜維。非常に能力の高い武将だと思います。
そして嫁さんの好きな姜維。
軍師にすれば完復の計が使えます。
戦闘場面によって使い分ける必要がありますね。
姜維がいたから、蜀は孔明没後30年ももったんでしょう。
最後は残念でしたが・・・頑張ったよ!姜維!
馬超。一番若い五虎大将軍でした。
馬超。
猪武者的なところはあるものの、その武勇は天下に轟きました。
惜しいかな、病気で早死。
軍師は孔明。
矢張り軍師は孔明でないと!
と言いたいところですが、このゲームはそうではないんです・・・
金仙の計は全員の大幅回復なので、戦いによって姜維の完復の計と使い分けます。
また策免の計が使えるので、最後の戦いは孔明を軍師にしないとクリアは厳しい。
(姜維は撃免の計=攻撃の無効)
それから、ご覧のとおり、「諸葛亮」とあるのに「コウメイ」と表示。
おそらく孔明だけではないかと思います。
黄忠。バックアップ要員です。
黄忠。
老いて益々盛んなジイサンです
劉璋攻めでは大活躍!
年齢を考慮すると、呂布以外では最強なのかと思います。
いや、顔良もいます!
もしかしたら顔良が最強かも!
五虎大将軍+孔明・姜維の7人といきたいところですが、ゲームのストーリー上できないのでこのメンバーで戦いました。
多分、ほかの選抜メンバーでクリアする人もいるんでしょうね。
観てみたいです♪
次回はクリア
だよ( ゚∀゚ )!!