先日の広州省仙山のホンダは従業員ストで操業停止に追い込まれ法外な賃上げを呑んだばかりですが今度はトヨタ系部品メーカー「デンソー」でストが発生、現地組み立て工場が操業停止に追い込まれた。

労働コストの低さから中国は世界の工場と称されたのは数年前。全産業が中国へ競うように進出してきた。

折から中国の経済発展で中国が大消費国になり日本企業にとって目論見通りかと思ったがそうはうまく行かなかった。

中国は低賃金で当たり前とは思わないが不思議なのは

日本以外の現地外国企業ではこの手のトラブルがなぜ起きないのだろうか。

以前、中国現地で労務、賃金のトラブルは日本企業が圧倒的に多いと聞いた。

対日感情が原因なのか契約主義の欧米社会の慣習ががトラブルを事前に防いでいるのか。

安い労務費を求め次々に中国へ競って移転し空洞化を日本中にもたらして10数年で壁にぶち当たった日本企業。退却は莫大な投資を全て失う決意を要する。

企業が日本に回帰できるかどうか予測はむずかしい。