卒業の際に、しばしばお手紙をいただきます。
そのお手紙には、患者さんの苦労や心情や感謝の言葉が綴られています。
もちろん卒業ですから、つらかった苦労も喜びに変わるわけですが、、、私はその手紙を読む度に、もっと早くに卒業させてあげれればよかったと後悔の念が絶えません。
最近いただいたお手紙の中から、とても心に残った言葉をご紹介いたします。
「ただ赤ちゃんを授かりたいだけなのに」という願いが、「ただ」でも「だけ」でもないということに気付き、努力だけではどうにもならない目の前に立ちはだかる壁を前に、どう立ち向かって良いやらわからない私に、期待も不安を煽らず先生はいつも淡々と治療を進めてくださったように思います。それが私には合っていたと言いますか、心地よかったです。
この仕事をしてきて良かったと思える瞬間です。