Q 海外在住
2013年2月:妻29歳、夫34歳で自然妊娠するも胎嚢確認後流産。掻爬手術等は実施せず。
その後、男性不妊(濃度が基準の半分から3分の1)がわかり、ICSIへステップアップ。
2015年9月:1度目の採卵。D3〜D11にクロミッドを1錠ずつ服用し、成熟卵2個採卵。1つは2日目8分割で新鮮胚移植し陰性。もう1つは胚盤胞手前で分割停止し破棄。
2015年11月:2度目の採卵。D3〜D11にクロミッドを1錠ずつ服用し、成熟卵2個採卵。2個とも4日目に胚盤胞になり凍結。
2016年2月:自然周期で移植し妊娠するも無頭骸症のため妊娠4ヶ月で中絶。染色体は46,XXで異常なし。
夫婦の染色体も異常なし。
2016年8月:3回目の生理が来た後、移植し妊娠(この時は卵胞の育ちが悪くP4がイマイチだったため、1日3錠のルティナスでホルモン補充をし、AHありの胚盤胞を移植)。3ヶ月切迫早産で入院あり、2017年3月に男児出産。
第2子の治療を開始しようと思っています。
①第2子の採卵も低刺激(クロミッドのみ)にすべきでしょうか。前回は32歳と若かったので低刺激でも採卵できたのではないかと思ってます。治療再開は34歳の終わりから35歳になりそうです。なお、AMHは未測定です。また、移植は完全自然周期、ホルモン補充周期ともに妊娠できたため、その時の状況に応じる形で良いのでしょうか。
②今回の切迫早産の原因は細菌感染の可能性が高いのですが、その場合でも次回妊娠時も切迫早産になる可能性は高いのでしょうか。
③第1子が男児の場合、第2子の不育症の確率が増加するとありましたが、男児出産前に女児を中絶している場合も当てはまるのでしょうか。
④現在海外在住でPGSが実施できます。38歳以上はPGS実施の効果があるとありましたが、やはり38歳未満でも実施すべきでしょうか。
A
①採卵に関しては、AMHを測定し、一度刺激周期を行なってみるのもありでしょう。移植は、自然周期、ホルモン補充周期どちらでも良いです。
②早産傾向のある方は、毎回切迫早産になることが多いです。ただし、明らかに細菌感染が原因なのだとすれば、その限りではありません。
③これについてはデータがありませんので、何とも言えません。
④PGSがまるで魔法の検査のように捉えられていることがありますが、細胞を採取することによるダメージがありますので、必要がなければやらない方が良いと思います。つまり、38歳未満ではやめておいた方が無難でしょう。
なお、このQ&Aは、約4〜5ヶ月前の質問にお答えしております。