Q 夫44歳、妻31歳
28歳から不妊治療を始め、2年半タイミング→人工受精し、30歳で顕微受精にステップアップしました。私が多嚢胞卵巣で夫の精子運動率が20〜40%程度です。29歳で一度タイミングによる陽性反応を見ましたが心拍確認前に流産。その後は一度も着床していません。今までに採卵1回、移植2回です。
ホルモン補充療法が効かないようで、ジュリナ、エストラーナテープ等フル活用で移植前日にぎりぎり8mm届くか届かないかくらい。自然周期で1回目はレトロゾールのみで9.8mm、2回目はレトロゾール+ hMG注射?併用により、内膜は移植前日で10mm程度。2回目はLUFだったので、移植2日前から黄体補充でウトロゲスタン膣錠、ルトラールをフル活用しましたが、陰性でした。2回の移植でどちらも3日目胚です。今回は低刺激だったため、2個しか凍結できておらず再度採卵からスタートします。
通っている病院は採血検査をほとんどしないことに疑問をもっています。移植後下腹部が判定日まで時々痛くなることを伝えましたが問題ないとのコメントももらっています。
①内膜がホルモン補充しても厚くならないのは何が原因なのでしょうか。
②内膜が今の状態のまま9〜10mmでも移植を続けていけば望みはありますか。
③顕微授精におけるホルモン検査は重要でしょうか。
④不育症の検査を受けるべきなのでしょうか。採卵より前に受ける方が良いのか迷っています。
⑤多嚢胞卵巣ですが、次は高刺激で採卵予定です。たまごの質が下がることは考えられますか。
A
①ホルモン補充しても内膜が厚くならない原因は明らかではありません。
②私は、子宮内膜は7.0mmあれば充分と考えていますので、当院の基準も7.0mmです。9〜10mmは申し分ないと思います。
③採卵周期も移植周期もホルモン検査は重要だと考えています。
④流産1回だけで不育検査をすることは通常ありませんが、やってみても良いかもしれません。
⑤刺激すると卵子の質が落ちるという話に根拠はありません。
なお、このQ&Aは、約4〜5ヶ月前の質問にお答えしております。