人生初阿蘇。

狙い通り、日が暮れてから熊本インターを降り、国道57号をひたすら走る。

ナビ通り八女から約1時間半。

 

熊本市街の明かりがなくなって、しばらく走ってから宿に到着。

宿についてから適当に食事しようと思ってたけれども。

どうやらそんなに店はないらしい。確かに街のあかりがなかった。

 

チェックイン後、近くのお弁当チェーンらしき店に。

「ヒライ」という屋号で、普通のお弁当じゃなくてグラムで好きなものを買うスタイル。

 

牛すじ煮込みとごはんと唐揚げ二種をチョイス。

(野菜も食えよ)

 部屋で一人で。悪くない。

 

阿蘇は人生初。

誰もがいいという場所だけど、果たして何がいいのか調べずに来てしまった。

なので、ここから調べることに。

 

風呂に入り、フロントで地図とありったけのパンフレットをもらってくる。

それにプラスYouTubeの旅日記を検索。

 

ふむふむ。

やばい。

 

これは1日ではまわれないことに気づく。

あわよくばせっかくだから熊本城も行きたいと思ってたけど、それは到底無理だわ。

 

観光案内で、グルメに関してはいつもほぼ興味なし。

近代的な人口建造物も正直あまり興味がない。

だいたい自分が魅かれるのは、神社と自然。

それ中心に情報を漁る。

 

大観峰

そらふね展望台

西湯浦園地展望所

白川水源

草千里

阿蘇神社

上色見熊野座(かみしきみくまのいます)神社

 

だいたいこれくらい。

距離がある所は諦めざるを得なかった。

あと、食事は「いまきん食堂」。超人気らしいけど平日だし一人だし。

 

問題はそれぞれの位置関係。

結構それでも距離があり、効率的に回らないといけない。

 

時間ごとの天気

食事の時間

人気度(混雑を避けるため)

そんなのを考えながら、コースを決めていく。

 

ワールドカップがなくてよかった。

この日に夜更かしするのはもったいない。

 

12月13日

6:30起床

7:00朝食

風呂に浸かりながら予定をもう一度整理する。

 

8:30 出発

 

阿蘇神社

日本三大楼門のひとつでもあるが、熊本地震により倒壊。

現在は改修中になっている。

  

左の写真は、大きな格納庫のような建物に描かれた楼門。

右は改修が終わった拝殿。

 

朝イチだったため団体のバスもおらず、貸し切り状態。

この楼門、復旧したらすごい迫力なんだろうな・・。

 

続きまして、次はYouTubeの旅日記で一目ぼれした場所。

 

ここが一番外れにある。

ここを省けば正直かなり効率的に阿蘇をたくさん回れるとは思う。

だけど行きたい。

 

阿蘇山の東側をほぼ半周した左側、国道265線沿いにある。

 

上色見熊野座神社

10:16

映画るろうに剣心の撮影でも使われたらしい。

その幻想的な参道と、一番奥にある風穴の空いた大岩にどうしても行ってみたかった。

 

ここで何枚写真を撮ったことか。

ここではその一部を。

 

苔に覆われた灯篭の連続。途中で現れる二の鳥居。

 

神社に参拝後、さらに上に続く坂道を登っていく。

 

距離もあり、勾配もけっこうキツい。

 

これが穿戸岩(うげといわ)。 凄いのひとこと。

 

どうしてこんなに大きな岩が。

そして穴が開いているのか。

 

ここでかなり時間を使ってしまった。

だけどなぜかここを離れたくない。

 

しかしせっかくの阿蘇。なかなかそう来ることはないので先に進むことに。

国道265号線を南下、高森町へ。

高森観光交流センターに行けばこの神社の御朱印をいただけるとの事だったので、それは行かないわけにはいかない。

 

すべて書置きだけども、この3種類がある。

自分は通常、何種類もの御朱印がある神社では限定ではない基本のものをいただくようにしている。

だけどもここの場合はせっかく穿戸岩まで登ったので、一番右の青い印のものにした。

 

それだけで十分だったけど、売店を見ていると気になるものを発見。

「上色見熊野座神社」の文字と、凪の葉が描かれている。革のキーホルダー。

一目惚れした。

即買い。即付け。

 

凪の葉は、葉脈がなく横にちぎることができない。

そこから「縁を繋ぐ」ものとして熊野権現のご神木となっている。

いいものを手に入れた。

まさしくこれはここでしか手に入らない。

 

次に向かうは、草千里ヶ浜。

阿蘇の観光名所としては1,2を争うメジャーな場所。

国道325号から阿蘇パノラマラインへ。

 

 

草千里ケ浜

11:40

あいにくの雲り。季節なのか、両側にある池にも水がない。

この場所のスケール感は正直写真では伝わらない。

降りて歩くこともできたが、時間の関係上ここは撮影のみ。

ここで11:40か。

思っていたよりも時間がかかっている。

 

次は内牧温泉の「いまきん食堂」を目標に走ることにする。

阿蘇パノラマラインをひたすら走る。

一面の大自然。

 

雲の隙間から差す神々しい光。たまに顔を見せる青空。

 

所々で牛が放牧されている。

 

パノラマラインを走り切ると、宿泊したホテル付近に戻ってきた。

これで阿蘇山を一周してきたことになる。

 

朝、横目で見た「道の駅阿蘇」を再び通過し、今度は国道212号線を北上。

一路内牧温泉に。

 

内牧温泉

12:45

   

ずいぶん遊び心のある街並み。

お目当ての「いまきん食堂」はここにあった。

 

が。

その人気は想像を超えていた。

13:00の時点で長蛇の列。

これはダメだ。

 

ならば他を探そうかとも思ったが、その時間すらもったいない。

店は15:00までやってるそうなので、空腹は我慢して次に行ってまた来よう。

 

目指すは大観峰。

阿蘇一有名なスポットへ。

 

大観峰

13:25到着

 

ここのスケールも写真では絶対伝わらない。

実際にそこに立ってみないと、その凄さは感じられない。

幸いにも人が少なく、写真もムービーも取り放題だった。

静止画よりも風の音を含めた動画の方が雰囲気を残せるため、動画中心に。

 

おかげでiCloudの5GBがFullだから拡張しては?とappleが言ってくる。

これまでずっと断ってきたが、この壮大なスケールに気が大きくなったのか、大観峰の先端でOKした。月130円で50GB。まぁいいでしょう。

 

しかし。

寒い。

 

団体客が入ってきたのと同時に大観峰を後に。

いまきん食堂に再チャレンジすべく内牧温泉に。

14:20

戻ると、先ほどではないもののまだ並んでる。

相当人気なんだね。

 

意を決して並ぶ。

システムがよくわからず、受付表みたいなのもない。

出てきた店員さんに聞いてみると、そうやって呼び止めて受付が正解だった様子。

 

外でしばらく待つ。

一人だったのが幸いして、数分で呼ばれた。

 

店員さんたちもフレンドリーで、ガイドを見ていると「どこ行ってきたんですかぁ?」とか「ここ見てみました?」とか「さむかったでしょう」とか話しかけてくる。

 

そして・・

いまきん食堂 あか牛丼

1840えん。

 

これがねぇ・・

さすがに並ぶだけある。うまい。

結構な量の肉(ステーキだねこれ)とごはん。

半熟卵を挟んでわさびとみそが両側に。

味を変えて楽しめる。

 

今写真見てるだけで唾液が分泌するのがわかる(笑)

 

あっという間に食べ終わり、(わざと?)遠くにある駐車場へ。

街並みを見て欲しいという意思を感じる。

 

さて。

飛行機の便は17:45発

17:00には空港にいたい。

 

内牧温泉から熊本空港までは50分。

現在時刻14:45。

まぁそろそろ空港方面に向かいつつ、何かあれば寄ろうという感じで。

 

いまきん食堂から割とすぐ近くにある、内牧菅原神社。

参拝させていただくも、宮司さんがおらず御朱印はいただけず。

 

そのまた近くにある、「そらふねの桟橋」。

ここは実は期待していた。

YouTubeの旅日記で見たその映像は、迫力のある絶景だった。

 

が。

伐採作業のため、12月いっぱい立ち入り禁止となっていた。
残念。

 

県道をひた走り、赤水から国道57号線に。

ここからは昨日日が暮れてから走った道。

ここからでも山々がまだ見える。

 

気になる看板を発見。

「赤水蛇石神社 左折1km」

 

いってみよう。

  

本当に祭神として白い蛇がいた。

 

ここが最後のポイントになるかな・・。

 

新阿蘇大橋を左に見て、57号を走る。

あとはナビ通り空港に向かうのみ。

 

レンタカーを借りて、満タンほぼ使うなんてことはないけど今回は結構使った。

何キロ走ったんだろう。

 

熊本空港でお土産を買い、飛行機に。

 

出発が10分遅れ、羽田からのバスに乗れないかもとかなり焦るも、最終的に乗れた。

到着ゲートが61番という近い場所だったことが幸いした。

ホントこれはついてた。

もし19:40のバスを逃すと電車を乗り継いで帰らなければならないところだった。

 

 

阿蘇の1日の動きをダイジェストで。

(これ書くの結構大変だった・・)

 

いやー。

阿蘇すげぇ。

こんなことになってるとは。

 

今回は仕事のことを書かなかったけど、頑張ったからこれくらいさせてもらわないとね。

経験とか見分って必要だよ。

仕事一辺倒じゃ話題も奥行きもないってもんで。

 

九州のみなさんと話すのに、阿蘇いったことないって、実は結構コンプレックスだったりしたのでね。

 

ただの観光記事みたいですが、これも仕事です!(キッパリ)

 

来年はどこ行こうかな。