東京駅近くで開催された

「和心おもてなし講座」

一般財団法人 民族衣裳文化普及協会主催の講師をしてきました。

雨ばかりの日々でしたが、今日のこの講座のために雨が上がってくれたかもしれません。皆さん、素敵に着物を着こなして参加してくださいました。

着物の着付けを通して国際交流を深めている協会の認定講座です。
今日の講座は、

「外国人のおもてなしで、気をつけること」についてでした。

宗教や文化によって、さまざまな決まりや制約があり、すべてをお伝えするのは難しいですが、食事では、ベジタリアンやハラール食、コーシャーミールなどについて。

イスラム教やヒンドゥー教、仏教など違いがあることに気づくことがまずは、第一歩。

男性は女性がヒジャブをまとっているので、妻以外の成人女性の顔をしっかり見ることができない。女性は自分の髪の毛は他人には見せない。挨拶の仕方なども国によって気をつけなくてはいけないことがあります。

 

実際にアラブに住んでいらした受講生がいらっしゃったので、アラブの国々のしきたりなどもかなり具体的に知ることができました。

また、インドに滞在経験のある受講生もいたので、カースト制のこと使用人でも格差があることなど、体験談を交えて興味深い話も聴けました。

 

[日本と違うところは]

日本のように電車などが決まった時間にぴったり来るような国はあまりない。

ドイツは休暇をたっぷりとる。

インドでは女性はお腹を出しても良いけれど、脚を人前で出しては行けない。

中国では食べ物はお腹いっぱいになって食べきれない。という気持ちで残すことがマナー。

短い時間でしたが、自分たちで考えていただき、 ペアやグループで話をしながら宗教や文化の違う外国人への理解を深めていく講座になりました。