自然栽培は二元論では達成出来ない | 無農薬•無肥料•自然栽培 めぐみ農場

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農場の気まぐれなブログです。

前回の記事の続きではありませんが

短絡的にすぐ良い、悪い、の判断をくだしてしまうと
自然栽培はうまくいかないような気がします。

僕は今青森に定期的に来て実際に山の畑を開墾して
自然栽培の作物作りの研修に参加しています。

先生は木村秋則氏です。


正直全くものになっていない作物が多数です。
中には良く成っているものもあります。

先生は多忙なのでそんなに現れません。

でも未熟者な私たちは、ほとんどは叱責されて終わりです。

明確な答え、やり方はほとんど教えてはくれないのです。



誰かが言ったのでしょう、土が悪い、と。

先生の耳に届き
、まもなく叱責です。


自分が悪いと思え、何でも失敗した理由を他のせいにするな、
足りない足りない、努力と知恵がたりない、と思え。
必ず出来ると。


半放置も含めこれは先生の教えなのだと思いました。


『リンゴ栽培に10年それを売るのに10年
計20年も苦しんで走り続けたのにをあなた達は2ヶ月で何を言うことがあるのですか?』



重たい一言です。
絶対無理だと思われた
世界初のリンゴの完全無農薬栽培を成功させた男の言葉です。




希望や夢に向かって歩き出せば必ずたどりつきます。

ただ一時的なあわよくば的な動機ではじめたものは間違いなく
うまくいかないでしょう。

ちょっとしたことで、良い、悪いの判断をしてしまうからでしょうか。

そんな大した志や夢がないので
すぐに無理だ、出来ない、の一言で片付けてしまう大人が多いような気がします。

何かを抱き、それに向かって歩み出せば
多少の失敗や壁に打ち当たってもすぐに判断を下さずに、
諦めることなく前に進み続ける人生を歩のではないでしょうか。

そんなカッコいい大人が増えれば子供達の未来もより明るくなる気がします。


自然栽培、それは結果に対しての長期的な観察と試行錯誤の連続です。

結果から何を得て新たな発見を次に生かすかで生かさないか
成功の分かれ道は日々の突き進む気持ちにかかっているのは間違いないでしょう。



非常識だと言われたことがスタンダードになっていくのは歴史が証明しています。

自然栽培ももしかしたらそう遠くない未来では当たりまえの農業になっていたら
いいなあと個人的には思います。


今井