パンズ・ラビリンス オリジナル・サウンドトラックhttp://stat.ameba.jp/p_skin/rody_usr04/img/thumb.gif

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旅の道連にするのは、New-FM2かF4、あるいはMamiyaC-330、ネガフィルムでなくてはいけない。

現像は極東に帰ってからなどと悠長に構えてなどおれないから、撮影当地、もしくは、それ以降の道中での現像と相成る。

斯様な時は、現像所の個性というより、その土地ならではのRGB、CMYの配合具合というか、色彩感覚がしたたか反映されたプリントの色具合を見ることが出来るから、フィルムの現像と共に同時プリントが上がってくる瞬間の、待ち遠しさったら、ない。


写真を同時プリントしなくとも、その土地の印刷物各種に、目をこらして見れば、そこならではの色彩感を味わうのも結構なことだ。

映画にも、監督の色と同等か、それ以上に、制作者達の出自というか、生まれ育った風土の中ではぐくまれてきた、色彩、光彩、陰影感がもろ滲み出る。

『パンズラビリンス』はメキシコ、スペイン、米国合作だが、スクリーンの中に引き込まれるなり、色彩感、ライトワーク、カメラワーク、画像処理といい、メキシコというより、スペイン出自の制作者が多く携わっているのが、たちどころに見てとれた。

蛍光灯をさらにディフューザーに通すような微弱光というか、HMIを使ったとしても、幾重ものディフューザーを通過させ、光を決して奔放にさせない、禁欲的なまでの光影さばきといい、全体を貫くRGBとCMYの配合具合といい、彼の地の印刷物各種やと血脈相通じているし、まぎれもなく、マドリード、バルセロナ、セビリア、アルヘシラスなどの現像所で頻繁に見てきた色合い、光影具合だ。


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