こころとからだの声を聴いて
本当の自分で生きていく。
漢方アロマサロン 月のおと 主宰
こころとからだの癒しびとmihoです。
大 暑
今日7月22日から、二十四節氣の12番めの
『大暑』に入りました。
夏の節氣のラスト、6番めです。
大暑は、一年のうちでもっとも暑さが
厳しい時期と言われますが
気候が不安定で夕立などもあるので
実際には次の立秋の頃が一番暑くなります。
そして、大暑を含んだ立秋の前日までの
18日間が『夏の土用』。
大暑と重なる夏の土用は体力の消耗が激しく
熱中症や夏バテになりやすいので
あまり活動的にならず
ゆったりと過ごすように心がけてくださいね。
⌘おすすめの過ごし方
そんな大暑のおすすめの過ごし方は…
バランスを意識して過ごす
この時期は
からだが暑さに慣れていく時期です。
どれだけ暑さに慣れる行動をしたかで
酷暑を元氣に乗り切れるかが決まります。
✔︎静(休息)と動(活動)のバランス
✔︎内と外のバランス
✔︎からだを冷やしすぎないように。
そして
✔︎お氣に入りの居場所を見つけること。
そして、夏は『心』に負担のかかる季節。
心臓のケアを意識しましょう。
*瞑想やマインドフルネスを取り入れてみる
暑さで落ち着かなかったり
興奮気味になったり
また外へ外へと意識が向かう時期です。
そんな時こそ、地に足をつけて
地球のエネルギーを感じながら
深い呼吸とともに瞑想をして
自分の内側と向き合うことが
必要かもしれません。
深い呼吸を意識することで
全身に血流を巡らせ
心の負担を軽くします。
私も瞑想を3月頃から取り入れていますが
心の持ち方にとても変化があり
また教えてもらった呼吸法で
からだが緩み、痛みが軽くなるなどの
変化も感じているのでおすすめです。
*睡眠をしっかりとる
寝苦しい熱帯夜も増えますが
なるべくしっかりと睡眠を。
可能な方はお昼寝も効果的なので
ぜひ取り入れてみてください
冷房もなるべく最小限にしたいところですが…
職場などで冷房の効いた室内と
炎天下の外気の気温差に
晒される方も多いと思います。
そんな時のおすすめは…
*おふろに浸かること。
夏はシャワーですませがちですが
しっかりと温まり、汗を掻くことを
おすすめします。
とはいえ、暑すぎて湯船に浸かるのが…な時は
『手浴』もおすすめです。
たらいにお湯を張り、手浴だけでもすると
血の巡りがよくなり『心』を助けてくれます。
精油を数滴垂らすとリラックス効果UPです
ただ、お風呂も手浴も
外側から温めるだけなので
自分で発熱し体温を上げるという意味では
やはり適度に体を動かすことも大切です。
おすすめは
*早朝(涼しい時間)のウォーキング。
ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれています。
ふくらはぎの筋肉が縮んでは緩む、
というポンプの動きをするため血流が巡ります。
足の筋肉を使って回すことにもなるので
心臓の負担が軽くなります。
ヨガやストレッチ
そして夏休みといえば…ラジオ体操も♡
そして。
もう一つ、大事なこと…
*お氣に入りの居場所を見つける
中国最古の医学書と呼ばれる
『黄帝内経(こうていだいけい)』には
夏の養生についてこう書かれています。
夜は遅く寝て、朝は早く起きる。
日の長さや暑さを嫌がらず、
物事に怒らずに気持ちよく
過ごすべきである。
ちなみに冬は早寝遅起きがよいと
書かれています。
いつも早寝早起きがいいわけではなく
季節に合わせて暮らし方も変えることが
大切なんですね。
暑さでイライラしがちですが
ほんの少しの工夫
たとえば、風鈴、すだれ、アロマ
お香、食べ物など
夏の涼を五感で感じることで
心地よく過ごせるかもしれません。
暑いからといって
家の中に閉じこもってばかりも
つまらないですよね。
お氣に入りのカフェで本を読んだり
大好きな音楽を聴きながらドライブしたり
海辺や山へお出かけしたり。
そんなお氣に入りの居場所を見つけて
心地よい時間を過ごすことも
夏を愉しむ秘訣かなと思います。
あ、土用なので脾臓や胃腸のケアも忘れずに。
詳しくは、次の『土用』の投稿にて…
⌘おすすめの食材
体の余分な熱を冷やす食材 (夏野菜や果物)
トマト・ゴーヤ・なす・いんげん・緑豆・もやし・スイカ・メロン・ココナッツ・緑茶 etc…
汗のかき過ぎ防ぐために酸味の食材
梅 酢 レモン ざくろ
消耗した体力を元氣を回復させる食材
肉や魚類 芋類 かぼちゃ 枝豆
⌘おすすめのアロマ
ペパーミント
薄荷
黒文字
ローズウッド
フェンネル
ジンジャー
ペパーミントや薄荷など
涼性で清熱(熱を取る)精油を使った
スプレーを空間にシュッとしたり
ジェルをデコルテに塗ったりするのも
おすすめです。
からだが冷えているなと感じたら
ジンジャー、シナモンなどで温めを。
胃腸が弱っているときは
フェンネルやパチュリが胃腸の働きを
助けてくれます。
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中医学では
『冬病夏治(とうびょうかち)』
という言葉があります。
これは
「冬の病気を夏の間に予防、治療する。」
という意味です。
冷房のきいた室内に長くいたり
冷たいものを飲みすぎたり
夏の『陽』の氣を
うまく身体に取り入れられていないと
冬の体調に影響します。
冬によく風邪をひいたり
インフルエンザにかかりやすい人は
夏の過ごし方を見直してみると
そこにヒントがあるかもしれません。
感染を防ぐために
消毒やマスクや◯ク◯ンで予防!
…の前に、まずは
季節に応じた暮らし方で
こころとからだを整えることが
大切なのかな…と思います。
外に出てお日さまに当たり
深呼吸(鼻呼吸)をして
よく食べてよく寝てよく笑うこと。
それが一番の予防じゃないかなー
と私は思っています。
暑い日が続きますが
こころとからだの声を聴きながら
どうぞ心地よく夏をお過ごしください。