息子のピアノ練習をみていると、ブルグとバッハは好き、ツェルニーとハノンは嫌い、
というのがよく分かります。ツェルニー&ハノンはたいてい後回し、珍しく先にやったと
思ったら「嫌なものから先に終わらせた」と嬉しそう。
ところが先日、私がツェルニー100番練習曲集をパラパラと眺めながら
「(息子)はスゴイね~、ツェルニー一曲も飛ばさないでここまできたんだね~。
この曲集は全曲やらないで飛ばし飛ばしやることが多いみたいだよ。
ママもこの本10曲くらいしか弾いてないし。」といったら、
「じゃあ俺、ツェルニーは一曲も飛ばさないでやる!100番までやる!上手になりたいから!」
などと嬉しいことを言ってくれました あ、それはママが上手じゃないという嫌味・・・?
ツェルニー嫌いだと思っていたんだけど、意外とストイックで頑張り屋さんだったのね。
息子の先生は今のところ1番から33番まで飛ばさずに見てくれています。
31番まではほとんど1週間、長くても2週間で合格もらっていましたが、
32番は右手がなめらかに弾けず、合格するのに3週間もかかりました。
趣味で楽しむならツェルニーは必要ないってよく言いますよね。
本当にそう思います。聴いているだけですが、やっぱりつまらない。
(時々おっ?!めずらしく曲っぽくていいじゃん♪ってのもあるけど。)
でも息子が健気に頑張っている。一つ一つ花丸もらって合格していくことに
喜びを感じている。息子自身がツェルニーをやることで
テクニックが向上していることを感じているようです。
巷では色々と評判の悪いツェルニーですが、私的には先生の教え方が好きなので
このままコツコツとツェルニー頑張って欲しいなぁと思います。
にしても本当に100番まで全部やるのかな。
61番までやったら次の教本30番にいくというウワサもちらほら聞いたことあります。
ツェルニー100番→30番→40番→50番・・・60番はやらない?
50番くらいまで息子ピアノ続けてくれるかな。
このペースで続けてれば中学生ぐらいには50番はいるかな。
クラーマー・ビューローの60の練習曲、ショパンの練習曲Op10.25・・・etc憧れます
いつか楽譜を買う日がきますように。
私がかじった唯一のショパンエチュードOp.10-3「別れの曲」、
未だに前半部分だけ弾いて満足してます。中間部は弾けず、ぜひ息子に弾いてもらえたら・・・
って息子に夢を託してしまう典型的ダメ親です。私も頑張れ。
息子のピアノは確実に上達してます。
曲によっては私より息子の方が上手いんじゃないかと思うこともあります。
音楽的センスが最近良くなってきたなぁと。感情の入れ方とか、音の出し方とか、
あ、今自分で自分の音聴いて、直せてるなぁと感じることが増えてきました。
何といっても音楽が、ピアノが、「好き」って気持ちが大事なんですよね。
今、息子はピアノが好きと嫌いの狭間にいるようで、微妙な時期です。
まぁ嫌いにさせてるのは私が怒るからなんだけど
とにかく、嫌いにさせないように、怒らないように、イヤイヤピアノ弾かせないように
これからの時期、息子をやさしく見守っていきたいと思います。