朝の気温が下がり少しだけ冬らしくなってきた福岡です。

 

出勤の時、寒いっ!と思っても平年より高めの気温だそうで

 

このまま冬が終わるのも寂しい気がします。

 

冬らしいキリッとした寒さ、好きなんですけどねニコニコ

 

 

 

雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶

 

 

 

年末年始の9連休明けの3連休となった先週末。

 

その3連休明けの職場での出来事です。

 

 

 

手術中の患者さんのご主人が受付に来られました。

 

30代後半くらいの若いかたです。

 

「予定よりも1時間ほど過ぎていますが状況はどうでしょうか?」

 

とても心配そうです。

 

 

 

すぐに手術室に内線で様子を聞きます。

 

「もう手術は終わってこれから縫合だそうです。

あと10分ほどで先生からお話がありますから放送でお呼びしますね。」

 

「そうですか!よかったぁ~!何かあったらどうしようと思ってました。」

 

 

 

それから10分後。

 

先生からお話を聞いたご主人が面談室から出てきました。

 

「彼女(奥様)のお母さんに電話をしたいけど待合室では禁止って書かれてました。

スマホを使えるところはありますか?」

 

「はい、廊下では使えますよ。」

 

 

 

お義母さんと電話で話したご主人さん。

 

背中を向けていたので分からなかったのですが

 

振り向いたら涙と鼻水でグショグショでした。

 

 

 

しばらく待合室にいらしたのですが、またすぐに受付へ。

 

「手術が終わって出てきたら教えてもらえますか?

実は私は耳が悪くて右はまったく聞こえないんです。

左も人の半分くらいしか聞こえません。」

 

 

 

そうだったんだ・・・

 

そういえば話し方も少し特徴がありました。

 

私の顔をじっと見つめて聞いていたのは口元を見ていたんだ。

 

お義母さんへの電話の話し声も大きかったです。

 

 

 

「病棟からベッドが迎えに来ますから、その時には私がお知らせに行きます。

待合室でお待ちくださいね。」

 

「ありがとう。よろしくお願いします。」

 

 

 

雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶

 

 

 

手術は無事に終わり、ご主人は奥さんのベッドと一緒に病室へと戻られました。

 

ご主人のこと

 

もっと早く気づいてあげられたら、もう少し細やかな対応ができたのに・・・と反省。

 

それと同時に思ったのは、なんて幸せな奥さんだろう、ということです。

 

大学病院で手術をするほどの大病なのに不謹慎ですが。

 

 

 

こんなに妻を想う優しいご主人さん

 

お子さんを預かり留守を守ってくれるお母さん

 

 

 

大きな病気をしても

 

ご主人に聴覚障害があっても

 

手術の結果がどうだったとしても

 

 

 

幸せを量る物差しなんてないな。

 

病気だから不幸とは限らない。

 

きっと退院して

 

優しいご主人と可愛い子ども、

 

頼もしいお母さんのサポートを受けながら幸せな気持ちで過ごせるに違いない。

 

心からそう思ったのでしたクローバー

 

 

 

長いお休みでぼんやりしていましたが、背筋が伸びる大事な出来事でした。

 

お仕事がんばろうキラキラ