羽生さんの演技を見ていて

 

初めて心を奪われる試合や瞬間がありますキラキラ

 

ファンの間では愛情を込めて「○○落ち」と呼びます。

 

 

 

ソチ落ち(ソチ五輪の演技を見て)

 

ぴょん落ち(ピョンチャン五輪の演技を見て)

 

といった具合です。

 

 

 

私はと言いますと

 

「2011年全日本選手権EXホワイトレジェンド落ち」です。

 

長くてスミマセン爆  笑

 

 

 

雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶

 

 

 

2011年3月、人生何度目かの転職をして入社した月でした。

 

休憩時間に見るTVで流れていたのは東日本大震災の津波の映像です。

 

 

 

その年の暮れ12月、フィギュアスケートの全日本選手権が始まりました。

 

羽生さんのFS「ロミオとジュリエット」を見ながら

 

あ!あの子だ!

 

約1年しか経っていないのにずいぶんと大人っぽくなっています。

 

 

 

その演技には目を見張るものがありました。

 

魂をむき出しにした演技とでも言いましょうか。

 

照れとか一切なく感情をぶつけてくるような演技です。

 

 

 

この時、羽生さんが仙台の出身であること

 

練習中のリンクで被災したことを知りました。

 

 

 

壮絶な一年であったろうと想像しながら

 

そういうことか・・・と納得。

 

 

 

FSの演技では最後のジャンプでミスをしてしまい

 

あと一歩のところでノーミスを逃してしまいました。

 

惜しいっ!

 

演技終了後に自分の足をバシバシ叩いて悔しがる姿を見ながら

 

可愛い顔して負けん気が強いんだ、と驚いたのを覚えています。

 

 

 

結果は3位。

 

羽生さんにとってシニアでの初ワールド参戦が決まりました。

 

代表発表の挨拶がグダグダで

 

おいおい大丈夫かこんなんで、さっきのロミオはどうしたアセアセ

 

と心配したのも懐かしいです。

 

 

 

雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶

 

 

 

試合後のEXでは生演奏で「ホワイトレジェンド」を演じます。

 

冒頭のジャンプの柔らかい着氷は

 

その名前の通り、まるで羽根が生えているかのようにふんわり。

 

そのまま美しい弧を描きながら余韻を残して滑っていくのを見た時、

 

羽生さんのスケートに落ちてしまいましたおねがい

 

 

 

ジャンプを跳ぶにはあまりに短い助走

 

細い軸で速く回る

 

軽やかな踏切と柔らかい着氷

 

演技が途切れることなく流れるように進む

 

 

 

スピンやステップと同じほどプログラムに溶け込み

 

まるで振り付けの一部のような羽生さんの美しいジャンプ。

 

こんな風に跳ぶ選手を見たことがありませんでした。

 

「羽生結弦」

 

2011年全日本選手権は忘れられない試合になりました。

 

 

 

これは大変なことになるかも・・・

 

夢の続きはフランス、ニースへ。

 

 

 

次回へ続きますクローバー