フィギュアスケートという競技で
しかも男子シングルで
オリンピックに出場し金メダルに輝くなんて
夢のまた夢
そう思っていました。
夢が現実になったソチ。
今でも鮮明に記憶に残るのは
SPパリの散歩道です。
鮮やかに決まった冒頭の4回転トーループ。
ギュルルルー
効果音をつけたくなるような鋭い回転でした。
今でも個人的には私史上最高の4回転トーループです
見事に金メダルに輝き
メダル授与式では表彰台のてっぺんに「ぴょん乗り」
お茶の間アリーナで何度も何度も、おめでとう、とつぶやいていました
ついにオリンピックの金メダルを手にした訳ですが
FSの出来が不満だった羽生さんの口から出た言葉は
「悔しい」
そうでしょうね~そう言うと思った
でも手にしているのは金メダルですよ、しかもオリンピックの。
羽生さんらしいと言えばそうなんですけどね。
決して体が丈夫なわけではなく
正しいスケート、美しいスケートを追求するあまりケガも多くて
試合開催地入り、公式練習、試合当日の会場入りが報じられるたびに
体調どうかな顔色は痩せたかななどなど
心配の種は尽きず・・・
ソチで金メダル獲れたら現役引退してもいいよね
足を壊す前にプロに転向して
羽生さんのスケートをいつまでも見せておくれ
などと考えていた浅はかさ。
当たり前のごとく、ピョンチャンオリンピックを目指す
と知った時には
ええぇ~~っ
もちろん羽生さんが決めたからには応援しますけども。
ソチとは違う
祈る気持ちで迎えたピョンチャンオリンピックでした。
結果は見事に金メダルオリンピック連覇です
ソチからの4年間
直前の大きなケガを乗り越え、ここまで来た日々を想うと
涙をこらえられませんでした。
ソチのリベンジとも言える素晴らしい演技。
どれほどの賛辞も霞んでしまうほどの快挙です。
これほどの選手は二度と現れない
そう思う瞬間でした。
次回へ続きます