銀座のフレンチ、L'ecrinへランチに行ってきました。

こちら、母がウン十年前にデートで父に何度か連れて行ってもらったという思い出のレストラン。
ミキモトビルの建て替えが決まり、最後にこちらで食事をしておきたいというのでお供してきました。

{FE851F75-4882-4B49-9E7F-412350FF0F6F:01}

乾杯は、レカンのロゴ入りシャンパーニュ。

{E7D1DD67-D41C-4818-98DD-8FEC594057A6:01}

アミューズはお写真を撮っていないのですが、ゴホウを使ったフランとスープの中間のような濃厚なスープに、同じくゴボウを使ってブランタード←合ってる?を包んで揚げた一口サイズの熱々な一品。

いずれもシャンパーニュにぴったりです。


コースは前菜&スープにメインをお魚orお肉と選べるコースにしました。

母の前菜、美しい*✰
(でも何だか忘れた笑)

{1FB7C488-BC4F-4AF3-A7FF-41C1E566F60B:01}

私はサーモン。
皮はパリパリ身はしっとり♡

{5088DDC9-6DA1-4587-8E86-8FEC13BD6327:01}

スープは菊芋と海老。
間違いない、大好きな組み合わせ。
菊芋独特の土っぽさを感じると、何故か自然の産物、自然の恵みに感謝したくなります。海老もゴロゴロ入っていて、美味しかったなぁ…。

{8B585101-EFF2-48CA-A5F5-BCCA8224C842:01}

メインはフォアグラを包んだ鹿。

{2006E8B6-A483-4D78-856C-AB44C28A7FE9:01}

王道クラシカル、シンプルにして滋味深いというのか、赤ワインがすっと喉を通っていきます。

デザートは名物ワゴンサービス。
1つしか写っていませんが、ワゴンはもう1つありました。

{65A02530-DDDF-434B-A1B4-8D1DDEBA905B:01}

マロンを使った旬のケーキや、洋梨とバニラのムース、クラシカルなチョコレートケーキにダックワーズを使ったケーキを選びました。

お皿が乙女チックでびっくり😁💓

{18D4A551-0E67-4A5A-81A4-E2CFACDF315F:01}

デザートワゴンとは別に、もう1つデザートをお願いしました。

それは最近では見かける機会がめっきり減ってしまったクレープシュゼット。お客様に美しく見ていただけるよう、鏡の正面に立ち、練習を重ねると言います。

エレガンスという言葉が似合うデザート。

{FB69B819-F22C-4465-B5D9-56520B1DC904:01}

思わず息を飲んだ美しい器。
こちらはカルティエデザインのベルナルドだそう。

{6E0146AC-FF03-45F0-BE1E-60CF14F54A4F:01}

お互いを引き立て合う組み合わせ。
出会うべくして出会った、そんな気がしました。

最後の小菓子は宝石箱の中から登場です。

{88C34A65-89B5-4ED5-8E9F-E9CE6C019088:01}

1番上の段はLEDを使っていて、4年前から始まったのだそうです。
この重厚な空間に突然光輝く演出、びっくりした!笑 温故知新という言葉が浮かびます。



L'ecrin=宝石箱✩*॰
その意味を知り、心が震えました。
両親の思い出が、この宝石箱という名のレストランに詰まってると思うと、胸がギューっとなりました。

2人はここで、どんな話をしたのかな?


美味しさに感動するレストラン、
素晴らしいサービスが印象的なレストラン、何度でも通いたいレストラン、たくさんあります。

でも本当の意味で心に深く刻まれるレストラン、そんなレストランに、私もいつか出会えるでしょうか。
それとももう、出会っていて、何十年か後に、思うのでしょうか。

父との思い出話を聞きながら、私にもいつかそんな風に懐かしく色褪せず思い出せるレストランと出会えたら、そう思いました。

{3D956125-D183-4051-8C9C-8CDDBF61EB8E:01}

そして2017年の春、こちらがまたリニューアルオープンした際は、今度は私が母をここに連れてこよう、そう思ったのでした。