前菜とデザートはワゴンサービス、パスタとメインは素材から相談しながら決めていくスタイル。
「マニュアルに捉われたサービスを、私はサービスと呼ばないのであるd( ̄  ̄)」と普段から偉そうに熱弁を奮う私のために予約してくれました。
周囲からはなぜかよく「ここ好きそう」「ここの常連ぽい」と言われるのですが、その逆でずっとご縁がなく、今回初めて伺いました。
そしてこちらが今回伺ったら絶対に頂きたかったパスタです。
今ではスーパーで簡単に手に入るバジリコ。でも日本で初めてバジリコスパゲティを提供したと言われる飯倉片町CHIANTIがオープンした昭和35年にはまだ輸入がなく、創立者ご夫妻が庭で栽培したものを提供していたのだそう。
オープン直後に訪れ、その味わいに感動した父は紫蘇で代用し再現を試みたとか。
APPIAはその系譜を忠実に受け継ぐ店。未だに全体の約1割しかバジリコを使用していないと聞きビックリ。当時受けた衝撃や感動に思いを馳せ、慈しみながらいただきました。
色々感慨深く浸りながらいただいていたため、もう1種類のパスタは写真も撮り忘れたうえ何を食べたのかすら飛んでしまいました笑
メインもクラシカルに仔牛のカツレツ
シンプルながら外側はカリッ、中は程よくジューシーさもありながらライトな仕上がり。素晴らしかったです!!
お待ちかねのデザートワゴン
兎にも角にも父の思い出の詰まったバジリコスパゲティと今回ご縁あって対面できたことに感動。
期待していたサービスは何というかとても勉強になりました。
わーすごい!さすが!とかではなく、色々観察している中で、組織の中での役割分担とか仕事の濃淡とか、考えさせられました。いつか仕事で今回の経験を活かせたらと、そう思いました。
今度は接待でご招待を受け、そのスタイルが興味深かったというサロンドグーに連れて行ってもらいたいと思います。