闘うということ | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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フィギュアスケートの高橋大輔さんを無条件に応援しております。

今日、お友達が録画しておいてくださった先日のGoingなど、こちらでは放映されない番組のDVDが届きました。

ありがとうございます。感謝感激ーー


早速拝見しましたが、こうして大きな画面で見ると迫力が全然違いますねー。


ステップ練習中のエッジの傾きが半端ないことや、体のしなり、昨年までとのスケーティングの違いが如実にわかって、感動でした。

 

たとえどんなに不出来な演技であったとしても、プログラムは一つ一つが一期一会だし、通して初めて伝わるものってある気がします。

その時の気持ちの入り方は一回一回違うんで、できれば細切れのツギハギでなくて作品としてキチンと見せて欲しかったなあとは思いました。

つかジャンプだけでなく、全部日曜日の昼公演使えばよかったのにwww
まあたぶんそれは本放送のお楽しみ用にとってあるんですね。きっと・・・


でもやはりこんなに早くSPをリピートできるのは良かったです。


早くも絶賛されている方が多いようですね。

嬉しいな。


まあ、試合になればこのプログラム、まだまだこんなものじゃないってのがお分かりいただけると思います。

ステップがこなれてくればもっともっと流れがよくなると思いますし、スピンは練習次第でもっと綺麗に出来ると思います。


Goingのラストスピンは楽のときのですが、昼公演のは回転が早くてシットも綺麗であの数倍良かったんですよ。
なんといってもお祈り度合いが違ってるんですww圧巻でしたよ。

 


演技に余裕ができれば表情とかちょっとしたニュアンスにメリハリもついてくるでしょうしね。
これからの練習で其の辺もますます進化してくるでしょう。スケートアメリカが楽しみです。


あ、今日はスポーツ男子も買ってきちゃいました。

他のスポーツには全く興味ないので(ビジュアル的にっていう意味でね)

どうしようかなあっと思ったけど、

買う買わない、いつも僕は買う方を選ぶ ww

で、買ってきちゃいました。後で後悔したくないのです。


でもやはり買ってよかったです。アナザーオリオンの大ちゃんのお写真麗しすぎます。

特に見開きのが、
グハっですヽ(*´∀`)ノ

「上海のAOIでは高橋大輔として出るのではなく、作品のひとつになれれば、という感じで滑るショーだと思った。」

・・・そうですよ。

その姿勢がかえってリラックスを産み、あの滑らかで、崇高ですらある演技につながったのかもしれませんね。

もしかしたら大ちゃんはあまり、力まないほうがいいのかもww

でもね、やっぱり緊張と期待を背負って乗り越えて、その上で魅せる大ちゃんの演技には神が宿るんですよね。

欲張りなファンですから、そっちも望みたくなってしまうんです。

 

最近、久々にあるアニメ作品を見たくなりました。

「老人と海」です。


この作品はご存知アーネスト・ヘミングウェイの傑作をアレクサンドル・ペトロフ監督が自らガラス板に描いた画を使ってアニメ化したものです。

ロシア、日本、カナダの合作でアカデミー短編アニメ賞、英国アカデミー賞(BAFTA)短編アニメ賞を受賞しています。

日本語版では故、三國連太郎さんが声優を務めました。


私の中では小説をアニメ化した作品の中で最高の傑作です。

もうこの十数年のあいだに数限りなくリピートしました。


ガラス板に指で絵の具を乗せて、描いては消し、あるいは重ね、
手書きの絵画ならではの独特の美をアニメーション化させるという実にユニークな手法の作品です。


NHKの教育テレビでメイキングをみたんですが、少し描き足しては撮影し、消してはまた描くという気が遠くなるような作業について触れていました。

 


キラキラした光の様子、水の透明感、そして海の空気感、風までを描き出したこの作品のクライマックスはなんといってもカジキとの死闘のシーンです。


三國連太郎さんの熱演がほんとに素晴らしくて、何度見ても同じように感動してしまいます。



なぜこの作品を定期的に見たくなるかといえば、やはりここには人間の闘いが描かれているからだと思います。

闘いといっても他者とのそれというよりは己に帰結していくもので、

結末よりも、報酬よりも、名誉よりも、そんなものを削ぎ落とした果にたどり着いた純粋なファイティングスピリッツにこそ、価値を求める人間の生き様がえぐり取られていて、

私はその瞬間に涙せずにいられないのです。


29000枚もの絵を描きながら、ペトロフ監督もまたこの作品と闘っていたのでしょう。

 


漁師なんかにならなければよかった、老人はそう思う。いや、ちがう、おれは漁師に生まれついているんだ。


老人はすっかり疲れきっていた。もうすぐ日が暮れる、老人は大ディマジオ(野球選手のジョー・ディマジオ)のことを考える。
「大ディマジオはかかとに骨の蹴爪ができたのに、それをこらえて勝負を最後までやり抜く男だ。俺だって負けちゃいられない。」

老人は片端になった魚を見るに忍びなかった。魚がやられたとき、かれは自分の身がえぐられる苦痛を感じた。
「けれど、人間は負けるように造られてはいないんだ」
「そりゃ、人間は殺されるかもしれない、けれど負けはしないんだぞ」



小説老人と海の中に私はどうしても「髙橋大輔」を重ねてしまいます。

そして老人を尊敬する少年マノーリンに自分を重ねます。

なんでも大ちゃんに結びつけてしまうのが私の悪い癖ですけどね。


もしお時間あったらこのアニメご覧になってみてくださいませ。

そしたら私の言いたいことが少し分かってくださるかなあって思います。