真贋を見分ける目を! | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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フィギュアスケートの高橋大輔さんを無条件に応援しております。

正月三が日はとても爽やかな天候続きで心は澄み切っています。

ですが今年はひとつ決心したことがあります。

 

悪質なデマをそのまま放置しないというものです。もっとも私がデマだと分かるのは大輔さんのことに関してのみ。他の選手の情報はそんなに追ってもいないので何が真実かを見分ける目はもってません。ただファンか選手かどちらか選ぶなら選手の味方でありたいなと心がけています。

 

その目標はなるべくファン同士の分裂を避ける事。だってもともと数が少ないんですもの、仲たがいしてる場合じゃないです。

 

いや、別に記者じゃないんだから気にせずに何でも書きっぱなしで良いんだし、こんな自意識過剰はみっともない。誰にも気づかれることないままひっそりと思うことを書いている一介のファンブログですからね。

ですが悪意を持って人を傷つけることだけはすまいと自戒しています。

 

フィギュアスケートって世界全体から見れば競技人口がとても少ないマイナースポーツです。しかも日本におけるカップル競技は試合が成り立つほどのエントリーすらないのです。例えば浅田舞さんが参加した全日本ユース10ダンス選手権のエントリー数は17組。

 

最低この位の数が参加して初めてまっとうな競技会と言えるんじゃないかと考えます。比べて日本の競技アイスダンスへの参加カップルはノービスまで含めても上記に達しません。しかもそれぞれのカップルがいつ解消してもおかしくないわけで、いくら重鎮が!第一人者が!と持ち上げたところで肝心の選手が風前の灯火。年寄りがいても若者はほんのわずかな限界集落なわけですよ。

 

でももっと競技人口を増やしたい、日本からも世界に誇れるアイスダンスカップルが出現してほしいという夢は一ファンながらずっと持ってたんですよ。かつてシングル男女にその夢を抱いていたように。

 

何度も書いてきましたが、私は幼いころからずっとフィギュアスケートを観るのが好きで、唯一テレビで試合を見られるNHK杯を何より楽しみにしてきました。中学生になってからは新聞でスケーターの記事を追ってきました。そしてフィギュアスケートと言う競技がかなりルッキズムやレイシズムに支配された歪んだスポーツであることに早くから気が付いていました。

 

だからこそ日本の選手に頑張ってほしかった。いわば判官びいきですけど、何より日本の解説者が自国の選手をそうした観点で批判するのには我慢できませんでした。足が太い、表現力に劣る、やはり海外選手の美しさには負ける

 

こういう表現を遠慮なくマスコミも関係者もしていたし、解説者も堂々と自国選手を卑下してました。引退後も太っただなんだと批判する人たちが後を絶ちませんでした。

そういう状況をずっと見ているしかなかった一スケートファンとしては、もういい加減せめて自国の選手位みんなで応援気運を盛り上げたっていいじゃないかと思ったりしたんです。

 

でも勿論、人の口に戸は立てられません。そして私自身好き嫌いはあります。

 

だけど嘘をついてまで人を貶めようとは思いません!!!

うっかり変なことを口走る事、適切な言葉選びができない事、感情が先走る事は人間ですもの、誰にだってありますしあげ足取りをしたらダメです。お互い様です。

結局人を見分ける一番の方法はその言葉に人を陥れようとする意図が見えるかどうかです。

 

 

昨年私が書いた「ユニゾンって何ですか?」という記事に対し、何日かして朝日新聞のデジタル版にまんまそのお返事のようなネット記事が上がりました。

 

 

 

 

ユニゾンとはツイヅルのユニゾンの事。

尊さんの姿勢については腰と膝が柔らかい故だという説明だったんです。

 

ちょっとこれには驚きました。別にうぬぼれてるわけではないのですが、ピンポイントで私が疑問に思ったことを取り上げてくださってましたから。

 

まあいろんな方がご覧になるので、ファンはこんなことを疑問に感じているようですがどうですか?と記者か誰かが先生にお尋ねいただいたのかもしれません。だからおかしいなって思っても、記者が書き起こしたものである限り、先生の本当の説明がどんなものだったかはわからないし、完全に理解できないうちには記事にはしません。分からないことはそのまま分からないって書きます。

 

 

 

でも記者は商売ですからそういうわけにはいきません。

これが仕事でフィギュアスケートの記事を書けと言われたら、まずは検索してトップの方に掲載されてるものをいくつか読んで、そこからヒントをもらって書きます。つまりあまり詳しくなくてもネット記事のひとつやふたつ簡単です。

 

NHKEテレの番組で以前webライターの実体を取り上げていましたが、本当にあれ見ると腹立たしいですよ。

 

 

いわゆるこたつ記事ライターってやつで、家に居ながらネットをあさってそれを記事にするだけの簡単なお仕事なんですが、世の中そんなに甘くありません。なにせ単価が安いので一週間で何十という記事をアップしない事には儲けにならないんです。となればほとんどソースをあたることもできませんし、Twitterから拾ったネタをそのまま真実として書いてしまう無責任がまかり通ってしまう。

 

今はネット記事に警戒心を持つ人も増えてきましたが、2009年、いわゆるまとめサイトが登場したころはその危険性に気付く人は少数でした。

 

インターネット上の情報を編集者の主観に基づき勝手にまとめたものをキュレーションサイトといい、代表にはすでにサービスを終了したNAVERまとめ(ネイバーまとめ)があります。

 

 

ネットユーザーは相当この「こたつライター」のおかげで被害を被ってます。なぜならキュレーションサイトは情報発信者を対象とした権利保護やインセンティブの還元制度を設けていた・・・つまりアクセス数に応じた報奨金が発生したために、著作権違反、アクセスアップを目的とした確証のない噂の流布(炎上商法)、誹謗中傷目的の個人情報の拡散、詐欺まがいのネット広告への無責任な協力などなど、まさしくSNSは無法地帯、地獄のような有様でした。

 

 

 

こたつでゴロゴロしながらも、お金を稼ぐ人たちがいる。その名も「こたつ記事ライター」、テレビやネットで集めた情報だけで記事を書く人たち。「こたつに入っていても書ける」ことからそう呼ばれる。ネットにあふれる“コピペ記事”は、いったい誰が、どうやって書いてるのか?? 効率よく稼ぐ、究極のリモートワークなのか!? あるこたつ記事ライターがその舞台裏を赤裸々に明らかにする。

 

多くのこたつライターは文責を持たずただひたすら自転車操業的に数をこなしているので、記事について考える事を放棄していたと番組出演者は証言していました。その方々は今は離職してるのですが、きっかけは医療に関する確証のない記事で実際に命を落としかけた人がいた事を知ったからだそうです。

 

結局数々の問題を抱えたままNAVERまとめは2020年にようやくサービス終了しました。がその間、金目当てのまったくでたらめの記事によって多くの人々の心身にどれほどの傷をつけた事か?サービス終了によってすべてが無かったことにするわけにはいきません。

ちなみにこのNAVERには悪意を持って髙橋大輔ファンを批判する目的で作られたサイトも存在しました。

 

 

プロのライターですらこんな体たらくですから、ファンブロガーの書くことなんてまったくあてにしちゃだめです。

100%バイアスがかかってますからね。白いものが黒く、黒いものが白く見えるのがファンだと思っていただいて結構ですよ。ですからプロの記者を名乗る皆さんは決してファンブログなんぞ見ちゃだめです。100%嘘とは申しませんが50%くらい割り引いた方がいいです。

したがって私の記事にしたって100%信頼していただかなくて結構ですけど、でもその時々に残した記録は嘘つきようがありませんからね。

 

2012年の真駒内の会場でブーイングがあったと言うのはデマだと確信できるのは、私がディープなファンで、当時もあらゆる番組を録画していたからです。なんなら来ていただいて当時の生中継をまんま大音量でお聞かせすることもできますよ。

 

なお本当のエーイングが起こった場合、同会場でどのように響くか?それを検証できる映像を持っています。同じ2012年の全日本真駒内で引退する予定だった堀之内雄基選手のエッジがショートの演技直前で折れてしまったんです。

 

彼がこの試合にどれほど情熱を傾けて臨んだか、そして最後の試合になることを良く知るスケートファンは大勢いました。たしか堀之内選手のことは全日本前に記事になっていたんです。ですから直前のアクシデントに観客はショックを受け、堀之内君の心境を想って一刻も早い靴の交換を願いました。

 

2011年のモスクワワールドでは大ちゃんの靴のビスが抜けるという前代未聞のアクシデントが発生しましたが、なんとか演技復帰できたんで、それと同様に対処されることを願ったんです。

 

で、なんとその時コーチの皆さんはガムテープを持ち出して、折れたエッジを補修しようとしたんですね。それが会場の画面にも映し出されたので、観客は一斉にえええええ!!!って抗議交じりの驚きの声を上げました。あのどよめきはこれまで見たフィギュア会場では前代未聞でしたよ。

 

それはそうです。ガムテープで折れたエッジを固定しようだなんてあまりにも危険すぎますよね。あれは衝撃でしたから、翌日になっても何人かの方々がつぶやいたとしてもおかしくないですね。つぶやいた日付だけでなく、時間までPCで閲覧すればちゃんと表示されます。そこまで確かめるとどういうタイミングでつぶやいたか、またどういう意図があったのか真実がわかりやすいです。

 

あの時多くのスケオタは堀之内君の無念を想い、心から同情しました。だから全スケーターが演技を全うできることを祈りこそすれ、貶す人間はほとんどいなかったはずです。

 

 

 

 

ちゃんと対象に会って直接話を聞き、疑問に感じたことは自ら関係者にあたって正誤を見分ける。それができないなら関係者の言葉をなるべくそのまま忠実に伝える。そこに私見を加える人間は門前払いをくらわせても良いっていつも思います。

 

当たり前のことが出来てこそプロなんで、それができないのならただのこたつライターです。ですから読者もそのあたりはきちんと見分けられる目を持ちたいですね。今はたいがいの記事はそのまま鵜呑みにはできません。まずは記者にバイアスがかかってないか?疑ってかかります。でも知識が無ければ素人には判断のしようがないのですから、発信者の良心に任せざるを得ないのです。

 

新聞でもテレビでも事実にフィクションストーリーを被せて報道しがち。タイミングもここぞとばかりにアクセスアップを狙ってきます。

それでご飯を食べているんですからね。狡猾に商売されてるわけです。

 

だから私たちは結局その人が何を語ったかではなく、どう生きたか?その生きざまを追うしかないんですよ。

 

それだって過去の人になってしまえば追うこともできないのですけどね。歯がゆい思いはいつもあります。

 

でも結局その人の人生です。不服があったら状況を改善すべく自ら戦うしかないし、他人が手出しするのはかえって迷惑だと思います。

が、私も私のために出来ることはします!

 

世の中順風満帆の時より、何か障害が発生したほうが深い思考ができ、様々な気づきを得られるものだとつくづく思います。

考えすぎるのも良くないですが、怖がって何もしないのは進化を止めることに他なりません。

 

 

 

声の大きな人間がいつも正しいことを語っているとは限らない!

                       

 

-三原順作「はみだしっこ」より

 

 

 

 

 

 

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