推しの力 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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フィギュアスケートの高橋大輔さんを無条件に応援しております。

こんにちは。

 

またまたお久しぶりです。

前回も書きましたがこの数か月、私はすっかり3Dの世界にハマってしまいまして勉強にかなりの時間を費やしております。

その甲斐あって最近ようやく自分の思い描く世界を構築できるようになりました。

 

春にDIYで作った屋根裏部屋(現実の)はこの猛暑で到底居られるような場所ではなく、もっぱらPCの前で過ごすことが多かったのも幸いし集中力を保てたのがよかったのかもしれません。

 

まあ今のところは完全自己満足の世界ですけど、仕事として活用できるようになれたらいいなという淡い望みもあります。

私と同じような夢を描いていらっしゃる方がいればの話ですけどね。こんな世界造ってみたいという方いらっしゃいましたらメッセージくださいまし。

 

そもそも私がこのブログを始めたきっかけはピグでした。最近の方はご存じないかもしれませんがかつてアメーバにはアメーバピグというゲームがあったのです。

 

ゲームといっても畑でせっせと作物を作り、それとアイテムを交換しては庭造りをするというごくごく単純なものです。

しかしピグのアバターやアイテムが可愛かったのとチャット機能があったことでいつの間にか夢中になってしまい、そこで知り合った人たち向けに大ちゃん応援で得た経験や思い出などを語るようになったといういきさつです。

 

そんなわけでこのブログの最初の記事もピグのお庭づくりから始まっております。

 

 

出発点がここだったのでもともと仮想空間を構築するのが好きだったんでしょうね、大ちゃん応援の傍ら出来る限り凝ったお庭をせっせと作っておりました。最後のお庭は光源氏が住んでいたという六条院をイメージしたものです。

2次元ながらちゃんと春夏秋冬の四季を表現したんですよ。

 

 

しかしPCでのアメーバピグサービスは2019年12月をもって終了。ちょうどコロナ流行の直前にもう一つの生活の場ともいえた世界が消えてしまったのはなんとも寂しいことでした。

かなだい結成が2019年9月でしたからそこで新たな気運を盛り上げたかったんですけどねえ。応援っても皆さんそれぞれ思うことは違いますもんね。

 

リアルでもD友さんと交流できる機会は少なくなりましたし、私の生活も以前に比べて閉塞的になりがちだったのですが(周囲にも出歩いてますとはあんまり言えないですしねw)そんな中で新しく興味を抱いたのが3Dの世界でした。

 

その昔FFとかにハマってた頃がありましたしゲームは嫌いじゃないんですけど、歳を重ねるにつれて興味が無くなったので数か月前まではまさか自分で作るなんて想像もしませんでしたよ。

 

でもたまたま娘が教えてくれた動画を見て、あ、今はこんな事ができるんだーって初めて知りまして、大ちゃんみたいなアバターを自作してリアルライクで美麗ビジュアルな世界で動かせたら素敵だろうなあって思っちゃったわけです。

 

それを家族に言ったら「知らないって恐ろしい・・・」と呆れた顔をされたのですが、今思うと確かに向こう見ずってやつでした。例えればエベレスト登山というのは大げさにしても、少なくとも今から北アルプス登りますと宣言したに近かったかなあ…

とにかくそれまで何の知識もなかったんですから。

 

でも目標を持つことは良いことですし、自分のPCをいじる分には誰にも迷惑かからないし少なくとも年齢は関係ない。完全に無知だってそれこそ一歩一歩進めばいつかはたどり着くさ!くらいの軽い気持ちで始めたんです。

 

でもそれは方位磁石の読み方すらわからず出発したようなもんでした。やりたい事があってもどうすればたどり着けるのか皆目見当がつかないんです。検索するにしてもなんと入力すればヒットするのかすらわからない。

 

なんにせよ基礎から覚えることは大事ですけど私が作りたいものを実現するには何種類ものソフトが必要なので、全部基礎から始めていたらどれだけ時間があっても足りません。

 

幸い3Dモデル制作に関しては娘はプロなので教えてもらえました。が、わが子ながら超スパルタでして、一度やったことを2度聞くと怒られるんです~💦仕事の邪魔をするな、人に聞く前にまずは自分で調べろ!というのが娘の口癖なので・・・・

 

とにかく見様見真似で怒られながら作った最初のアバターがこの子です。

 

 

最初は星の王子様をイメージしたんですが、カボチャパンツの作り方が今ひとつわからず、結局女の子になってしまいました。

 

 

最初にしては上出来だと思うのですが娘に言わせると髪の毛がダメダメだそうです・・・w

 

制作にはVroid Studioというソフトを使いました。無料でダウンロードできる超優良ソフトでピグのアバターづくりと同じく、顔やボディの部位それぞれに設定されたパロメーターを操作するだけで簡単に3Dアバターが作れます。

が、それはあくまでもテンプレートなので選べる顔や髪形がごくごく限定的。オリジナリティを出そうと思ったら最初から自分で描く必要があります。

 

3Dモデルはボーンと言われる骨組みに皮を張り付けた人形のようなものなのです。骨格はVroid Studioを使用すれば簡単に作れるんですけど、問題は皮のほう。

 

普通に人の顔を描くのとは全く違い、3Dですからこんな型紙に描かなくてはいけないのです。

 

 

一応目と鼻と口はわかるけど立体にしたらどうなるのかさっぱり見当つきません。これも結局慣れなのですけど。

Vroid Studioは描くことには不向きなソフトなので別のイラストに特化したソフトを使いました。

目元のホクロお分かりですか?

 

瞳もなるべく大ちゃんをイメージしてヘイゼルに近い色合いに描きました。

 

 

洋服や靴なんかもこういう型紙に描くのでイメージ通りの位置にするには3Dにした状態を何回も確認しながら修正を重ねる必要があります。平面だときれいに描けていても、立体になるとずれてたりするんですよね。特に光源氏の襟は相当苦労しましたよ。

 

 

 

うーん着物にしてはなんか変だけど遠目に見る分にはなんとか。ヘアスタイルは娘の鬼指導の甲斐ありかなり上手に書けたと自画自賛しております。

 

小物、例えば光源氏の扇とか髪飾りの類はVroid Studioでは作れないのでBlenderという3D制作用のソフトを使用します。

 

初めて扇を作ってみました。これまた初心者が最初に作るような代物じゃないんですけど。

 

 

ちなみに作り方はこの動画を参照しました。

 

 

 

たった13分の動画ですが実践するには半日要しましたww

扇に模様をつけるためにはマテリアルというものを張り付ける必要があるのですが、なんとBlenderで張り付けたマテリアルはそのままVroid(3Dアバター)には反映されないので、また型紙に起こしてから(UV展開といいます)Unityという別のソフトに移してそこで描きます。

 

それからまたBlenderに戻り、扇を手の骨と連動できるように設定します。

 

 

これで扇を持った光源氏が完成しました。たとえばリボンなど体に沿って動くものはUnityを使ってウエイト設定(どの骨と連動し、重力にどのくらいひっぱられるか?)をする必要があるのですが、そこはもう省略します。とりあえず扇は軽いので。

 

完成した光源氏はVRMというVR向け3Dアバターファイルフォーマットで書き出します。

ファイルをVRM形式にするとmikumikuでダンスをさせたり、Clusterというピグみたいな仮想空間でおしゃべりしたり、VRchat用に変換すれば世界中の人と交流が可能になるworldに行けるようになります。

 

Xでちらっとお披露目させていただいたダンスもニコニコで配布されているダンスモーションを適用したものです。

いわゆるモーションキャプチャーですね。

もちろん一つ一つ手作業で動きをつけることも可能ですが、気が遠くなる作業です。

 

ま、ここまでするもの氷艶が待ち遠しくてたまらず、せめて仮想現実でという私の一念がなせる業でして、ほんと推しの力って大したものだよなと我ながら呆れてしまいます。

 

さて、アバターが出来たら今度はいよいよ背景作りです。美麗グラフィックまでの道のりはやっぱり遠かったー

ということで次回に続きます。