就職人気企業のランキングは、文系、理系に分かれたデータも公表されているものが多いのですが、それを見ながら気づいたことが・・・。

文系・理系で人気企業にはあまり差がない?

 

「理系」と聞くと、実験とか開発とか・・・そんな印象を持ってしまうので、どちらかというと製造・開発系のメーカーが強いのかと思っていたのですが。絶対王者の「大手総合商社」。普通に考えれば「文系(職)」ですが、実際には「理系(学生)」の調査でも必ず上位に名前が挙がっています。理系学生の中にも、文系職を考えている人も多くいるということのようです。

 

理系学生に特化した就活オファーサービスのTECH OCFFERによると、 理系学生は数字に強く、研究を通して論理的思考力を持っているとみなされる事が多く、このような力は、職種によってはかなり活かす事が出来ることから、企業としても理系学部出身から就いてくれるのは大歓迎なのだそうです。

また文系の人とは違った考え方を持っている人もいるので、面白いアイデアを出してくれる人がいるという面でも理系学生が文系職に応募するのは企業としても歓迎しているのだとか・・・。

では、文系の強みは・・・???

 

商社やコンサル、広告やマスコミ、銀行などの金融系は、全体としての数は「文系」が多いのですが、「理系」出身者もしっかり活躍できる職場なのです。結局のところ、「文系」出身者は、どう転んでも、「実験」とか「(機械とか薬品とか食品とかの)新技術の開発・研究」とかは、直接できませんから、結局、文系の方が就職は不利ってことなんでしょうか。単純に学生数だけ見れば、文系学生の方が圧倒的に多いのですけど。最終的に、就職率に差はないので、有利不利はないと言われますが、ホントに入りたい企業に就職できているかどうか・・・そこが難しいところかもしれませんね。

 

ちなみに、理系学生に特化した就活オファーサービスのTECH OCFFERのHPには、すでに26卒生の登録が始まっていました。 理系学生の方が文系学生より就活開始時期が早い傾向にあると言われていますが、ホントにそうなんですね。

がんばれ文系学生!!

 

 

参考:就活の方程式を変えるTECH OCFFER 【就活事情】文系理系の就活の違いって?

 

 

 

 

先日の新聞に25卒生を対象にした就職関連のランキングが発表されていました(下記1)。これをきっかけにネットで検索すると11月に公表されたものとして次の4つが確認できました。ただし、4つ目は11月末までが調査期間となっていたため、この時点で公表されているのは中間発表です。

  1. 就職人気企業ランキング(11/27 就職情報会社 学情)
  2. 就職活動[早期] 就職ブランドランキング調査(11/27  文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所)
  3. 大学生が選んだ就職先人気企業ランキング(11/14 株式会社 ダイヤモンド・ヒューマンリソース)
  4. 大学生が選ぶ就職企業人気ランキング 中間発表(産経新聞社・WORKS JAPAN 共同調査)
調査方法としては、投票方式が多いこともあり、ランキングに名前が挙っている企業名は順位の入れ替わりはあるものの、どの調査もほぼ同じ。そして、どの調査でも総合1位は同じ総合商社でした。不動の絶対王者。みんな知ってる大手商社。憧れるかもしれないけれど、そう簡単には入れないところです。なんだか「大学人気ランキング」で東大が一位になるのと同じ現象のように見えます。
上位にあるのは、みんなよく見る、よく聞く、企業です。
 
そもそも、この就職に関するランキングは、何の役に立つのでしょうか・・・?
就活生がこのランキングを見て就職先を選ぶ参考にする??? ちょっと違うような気がしますね。就職偏差値とか、就職難易度なら、いくらかでも参考になるかもしれませんが、あくまでも「人気」ですから・・・。
 
もしかしたら、就活生ではなく、企業側の役に立つのかもしれません。
企業側は、いい学生を採用したいわけですが、採用するためには、まずエントリーしてもらうことが必要。人気やブランドのランキングが高いということは、学生に対する知名度が高く、よいイメージを持たれているということですから、ランキングの状況により、今後の採用戦略を強化したりするのかもしれません。また、投資家は、これで企業の今後の勢いとかを判断して動いたりするとか・・・。
まあ、経済ど素人の母レベルだと思いつくのはこんなことですけど。ホントのところどうなんでしょうね。
 
それにしても、ランキングをみると、思わず郁の内定先やインターン先の企業の名前を探してしまう母です。受験戦争を経た哀しい性ですかね・・・(^^;)

 

実は、このランキング、就活生の保護者・家族の企業イメージアップに対する効果が最も大きいのかもしれません。

 

 

 

 

母は、中高生の頃から「経済」は苦手でした。就職先も株とか収益とかとは無縁の業界・業種。そのため、未だに「円高」とか「円安」とか言われても、一歩立ち止まって考えなないとわからない・・・^_^; だから、「投資」とも全く縁がない。そんな状態なので、新聞も「経済」のページは、ほぼ無視でした。

しかし、そんな母が、最近、ちょっと「経済」って面白い・・・と思えるようになってきました。

その変化のきっかけは、郁の就活。郁は民間企業相手に就活をしているので・・・。

 

折しも、時は企業の「9月中間決算」が出る時期。

企業の純利益、純損益・・・、業界によって、あるいは同じ業界でも企業により明暗が・・・。企業の戦略(どこにどう投資するか、力を入れるか、手を広げるか)により、赤字にも黒字にもなるのが民間企業。さらに、業界によっては政策により左右される部分も大きいようです。黒字も赤字も億単位の話。業績不振や損失、不正会計事案等は、企業買収や株式上場廃止につながることを、某大手メーカーの事案で教えてもらいました。監査法人も訴えられていましたね・・・(・・;)

他にも、社長、会長の交代記事もいっぱい・・・。大手外資の日本法人のトップも交代してました。

 
読んでみれば、これって面白い過ぎるぅ!(^^)!

「世の中は、『経済』でできている」、「世の中は『経済』で動いている」ということを、いまさらながら実感した母。

 

というわけで、最近は、新聞はまず「経済」のページから読んでいます。