今日東南アジア旅行中の旅日記を発見!てことで、一部転載してみます。


『2003/9/9

バンコクからカンボジアはシェムリアップまでの道のりは、ミニバンで朝8時に出発し夜の8時に到着するという、12時間の長旅であった。


バンコクを出発したバンがいよいよ国境に近づいた時、我々の目の前に驚愕の光景が飛び込んできた。

数十人の子供達がバンを取り囲み、降りてくる僕達に次々と物乞いをしてくる。

僕はその現実を目の前に、顔がこわばってしまう。


どうやって彼らに接したらいいのか。


みっち~は無理やり手に持っていたおかしを持っていかれてしまった。


僕はと言えばその光景を前に、彼らを邪険に扱うべきなのか、悲しむべきなのかわからずただショックを受けていた。


僕には、子供達の顔が無表情に映った。

(これについては後日また記事にしてとりあげたいとおもいます。)



(カンボジア入国)


「北斗の拳」の世界。これがカンボジアを形容するときに最も適した表現ではないだろうか。

道は、国唯一の国道でさえ舗装されておらず、砂埃がヒューヒューと舞い上がっていた。一時間も外にいれば髪はばしばしになった。

雨季の影響でぼこぼこになった土の道は快適な車の旅を許さず、ガッタンガッタンと車体を揺らしながら、僕は何度も頭を窓に激突させた。


「ドッカーーーーン!!!!!!!!!!!」


すさまじい衝撃音に驚き窓から外を見やると、自分から30mも離れていないところで灰色の煙がもうもうと立ち上っている。カンボジア人いわく、地雷の除去作業だから心配するな。と。


いやいやいや!!

除去だろうが何だろうがこんな国境の、そして道のすぐそばにまだ地雷が当たり前のように存在している事にめちゃめちゃショックを受けた。

子供達の物乞い、未舗装の道、荒れ果てた荒野。

それまでに経験したことのない風景が地雷爆発のショックを助長していた。


おもわずおしっこをちびりそうになったが、立ち小便には十分気をつけないと・・・と思った。』



今読み直してみると、結構ちゃんと書いてたんや!と自分自身に感心してしまいますね。笑。

いちお、ちゃんとオチもつけてるし。



補足すると、

荒野に荒れ狂うスコール。

電気が通っておらず焚き火で生活する村の人びと。

ショックな光景は続きました。


シェムリアップには夜到着。街灯はない。

そして、そんな今までの景色とは対照的なきれいな造りの洋風の宿が、逆に不安感を募らす。



ベットに寝転び、きれいな内装の壁にはいつくトカゲを眺めながら初カンボジアの一日は終えました。

この日、何年ぶりかの悪夢をみました。


とにかく、当時の多感な僕にはほんとにショッキングだったんですな☆


たぶん、つづく。