クライシスもなんのその。
巷ではロシア経済に関しネガティブな報道がなされているが、当地で生活している実感として、モスクワはまだまだ活気に溢れている。
そんなモスクワの夜はひときわ印象的だ。
ライトアップされたモスクワの象徴聖ワシリー寺院とクレムリン、金色に輝くドームの救世主キリスト聖堂、スターリン時代の記憶を背負ったゴシック様式の豪華なホテル。日本に比べ街灯が少なく街が闇に沈む中、これらの建物は夜間照明によりひときわ輝いて浮かび上がり、ヨーロッパともアジアともつかない妖艶な空間が姿を現す。
そしてモスクワ川沿いの街路では高級車が疾走し、新興成金の親からたんまりお小遣いをせびったモスクワビッチたちがナイトクラブでセレブな青春を謳歌する。
現在のモスクワの成金ぶりを最も象徴する場のひとつとなっており、日本から来た友達には是非連れて行ってあげたいスポットだ。
しか~し!
ロシアのセレブ向けナイトクラブではface controlが厳しく、ブサイク、デブ、眼鏡カメラ、貧乏臭そうな輩等々分相応と思われる輩は、エントランスで仁王立ちを決め込む黒グラサンの独断と偏見でばっさりと切り捨てられ入場することが出来ない。せっかく気合入れておしゃれして来たのに入り口ではねられたら何すりゃいいんだ!
ということで、旅行者がモスクワでナイトライフを楽しむ際の留意点を独断と偏見で以下に述べてみたい。
【Face controlを突破する方法】
①ドレスアップは入念に。セレブ感を演出。過剰なぐらいがちょうどいい。
②高級車で登場すべし。大きければ大きいほど良い。
③英語を喋り金持ち外国人(日本人)であることをアピール。
ちなみに②に関し、エントランス周辺にはメルセデス、ベンベ、アウディー、ポルシェ等高級車がこれ見よがしに並ぶ中、僕はロシア国産のおんぼろ白タクで颯爽と(?)登場しております。涙
こんな感じでフェイスコントロールではねられるかもしれないドキドキ感を感じながら花金はクラブ通いに勤しみ、モスクワ現地情報精通に励んでおります。
ちなにに気になるお値段ですが、セレブが集まるクラブだとモヒート一杯3,000円とかします。(為替が1ルーブル5円だったときは5,000円てことです・・・すげぇ)
普通の学生が集まるところだと一杯400円ぐらい。こっちだとカジュアルウェアで問題ないです。
いくつかのクラブ・バーは日曜日にはゲイバーに豹変するらしいので、こっちも近々体当たり潜入調査をしたいと思っております!