希望へと。 | ゆりあの詩

ゆりあの詩

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いつまで走り続ければいいの?

どこまで走り続ければいいの?

そうしたら私はあなたから逃げることができるの?

暗闇から伸びてくる手に

いつまで怯えていけばいいの?

自分が壊れないように

守ることに必死だった

自分を壊さないように

助けるのに必死だった

何かに突き動かされるように走り

自分を見失いかけていた

追いかけてくる闇が

自分を包まないように

生き急ぐように

私は走り続けた

走り続けるしかなかった。

孤独感が

私を襲い

逃げ出す術さえ知らないまま

逃げ道を

出口を

見失いかけていた。

光さえないこの場所を

人は地獄だと呼ぶのかもしれない。

そこには光はなく

あるのは

絶望という名の暗黒の闇

そこから抜け出したいと思わなければ

抜け出すことも

抜け出さそうとすらしないままに

ただ時間だけが過ぎて行く

ここから逃げ出す呪文

それは

希望。

助けてと切に願う願い


届かないと思わなければ

必ず光が差す場所に

辿り着ける。

そう信じること


願わなければ

このまま闇に取り込まれて

自分を見失う。

そう生きたいとただ願わなければ。

そう教えてくれたのは

まだ小さな手でした。

私を必要だと

そう泣きながらしがみつく小さな手を

私は振り払えずに

握り返した。


ありがとう。

私の希望の光。