光 | ゆりあの詩

ゆりあの詩

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もう生きることを諦めたはずなのに

生きることを諦めてたのに

息をすることさえ辛くて

周りにできた真っ黒な壁が

毎日私に迫ってくる。

暗闇が怖かったけど

暗闇から逃れない術を知らず

知らない間に

私は闇の一部になりかけてた。

恐怖すら感じないこの場所を

人はなんと呼ぶのだろう?

助けを呼ぶ声さえも

私から奪ってゆく。

最期に見る景色は

きっと絶望だと思ってた。

生きているのか息をしているだけなのか

それさえもわからない

あなたはそんな私を

暗闇から救いだしてくれた

あなたが抱き締めてくれた腕から

私は息をすることを思い出した。

あなたが掴んでくれた手から

私は生きることを思い出した。

泣き叫ぶ私を抱き締めてくれた腕が

私はまだ生きていると感じさせてくれた。

あなたがいないと

私は生きる屍だった。

あなたがいれば

私はまた

生きてゆける。

あなたと共に

また生きる喜びを思い出せる。


あなたは私の希望。

そして夢。

光。