命の値段 | ゆりあの詩

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誰かが

私に値段をつけた。

そう私は100円。

100円の私を君は嬉しそうな顔で手に取る。

私を必要としてくれる?

100円の値打ちしかない

そんな私を小脇に抱えて

君は家路を急ぐ。

値段なんか関係ない。

誰かが

私の価値を決められるわけがない。

君が必要なら

私は命尽きるまで

君のそばにいよう。


そして君をずっとみていよう。

命果てるまで。