向日葵雨が降りました。私の心も体も満たされるはずなのに。心だけは空っぽのまま。風が吹きました。心にできた隙間を通り抜けて行きました。太陽が私を照らしました。心地よくて温かくてつい顔を向けそうになりました。でも何か足りなくて私はまた瞳を閉じました。瞳を閉じていると温かい何かに包まれました。私はその何かを知りたくて少しづつ瞳を開けました。そこには小さな手で私を包むあなたを見つけました。私と目が合うとあなたはにっこり笑いました。その笑顔を見たくて私はあなたに向かい咲き続けました。ゆりあ