嘘 | ゆりあの詩

ゆりあの詩

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さよならなんて

綺麗な言葉で

私とあなたは終わった。

自分を守るために

あなたは嘘を重ねた。

自分の為につく嘘は

凶器にしかならないことを

あなたは知らないでしょ?

その刃で私を傷つけて

苦しめる。

同じ凶器なら

嘘なんかいらない

ありのままの言葉で

私を傷つければいいでしょ?

嘘や偽りはあなたの口から

聞きたくない。

だからお願い。

最後だけは

嘘なんかつかないで。

さよならを決めたのは

あなたでしょ?

あなたは嘘を重ねてゆくだけ。

愛してるの言葉さえ

私の心には響かない。

だってあなたの瞳には

私はいないから。

だからお願い。

最後に嫌いだって言ってよ。

私を罵って

立ち上がれなくなるくらいに。

じゃないと私はまた

あなたの思い出を探してしまうから。


だからもう嘘や偽りはいらないから。

あなたの本当を最後に見せて。