彼岸花 | ゆりあの詩

ゆりあの詩

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あなたを想う

いつまでも永遠に。

届かない想いはいつも

僕を苦しめる。

出会いは必然かのように

運命という名の磁石が

僕達を近づける。

なぜあの時

あなたの手を掴んだのか

僕は気づかずにいた。

無意識に惹かれてゆく気持ちに

まだ気づいてさえいないのに。

ただあなたを守ってゆくと誓い

あなたを見守っている。

それだけで満足だったのに。

手に届かない想いとは裏腹に

僕はあなたが愛しくて。

あなたを永遠に守ってゆきたいと

切に願う。

あなたが泣くと抱き締めたくなる。

あなたをすべての物から守ってゆきたいと

願うことさえ叶わないと

知っていたはずなのに。

あなたは気高く咲き誇る彼岸花。

永遠に届かない

あの空に咲き誇る

彼岸花。


(ゆりあ)