水無月 | ゆりあの詩

ゆりあの詩

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降り注ぐ雨が


あなたを思い出させる


さよならと言った


あなたの冷たい声が


まだ耳に残って離れない


私を苦しめる笑顔も


優しい声も


私の心が


あなたを忘れてくれない



このまま雨が降り止まなければ


私の心は


ガラクタになってゆく



雨が降り続いた日に


あなたは私を見つけてくれた


傘を差し出すあなたに


私は恋をした


優しい笑顔も


優しい声も


大好きだった


人の心は


雲のように


移り変わってゆく



変わらないものなんて何一つない


そんな世界で


私は変わらないものを欲しがる



変化に怯えて


あなたに依存する



そんな私は浅はかなのかもしれない。



でもこの雨のように


すべてを忘れて


また新しい明日を


生きれたなら


そう願う思いが


未来の私に届きますように


雨に打たれながら


未来を夢見る


ある6月の日曜日。