久しぶりの観劇です。


今回は天然工房つながりで知り合った菅原奈々さんからのお誘い。

彼女の出演する芝居、諸事情により1度も観に行けてないので…やっとこさ。


おとといの土曜、阿佐ヶ谷の「アルティ」に行って参りました。



劇団メンバー3名が、それぞれ3本のショートストーリーを演出する、という企画。

なるほど、こういうのもアリですね。


1本目「そこに愛はあるのかい?」

2本目「胡瓜」

3本目「兄ちゃんと私・夜明けの唄」


3本で2時間だったので、それぞれ40分前後だったかな…???




・1本目

とあるカップルがデートで来ている料亭。

そこへ別の若いカップルがやってくる。

そのたまたま一緒になった2つのカップルの、女性は姉妹。


なぜかやたらと雰囲気が悪くなる。

実は、姉のデート相手は家庭持ち。つまり不倫。

妹は姉が不倫をしている事に気付いていた…。


不倫なんて絶対ダメだと怒る妹。

自分の恋に口出しするなと反抗する姉。


そこに、夫の不倫でボロボロになった経験のある料亭の女将さん。

鬼気迫る説得に、不倫していた二人は考えを改める。


という感じ???


凄まじい剣幕を誇る女将さんと、ちょっと抜け気味の仲居さん(菅原さんw)のコンビが凄かった(笑)

山田花子みたいな感じで、ああ…そういう役なのか(笑)と。


芝居の初めはちょっと展開が遅くて、テンポもあまり感じられ無かった。

しかし、妹が姉に怒るあたりから一気に芝居が乗った感じで。

前半の導入部がもっとスムーズに行くとよかったと思います。




・2本目

タイトルの通り、きゅうりなんです。

なんかよく分かんなかったんですけど、とにかくきゅうりなんです。


えーっと…


きゅうりを食べると死んじゃうらしい。

きゅうりはもしかするとすげえ美味いらしい。

そんな言い伝えがあるらしい。


兄と妹が居て、妹に恋している兄の友人の男が居て。

妹はかなりお兄ちゃんっ子で、友人は邪魔な兄を何とかしたい。


男はきゅうりを兄に食わせようと画策する。(毒殺?)

しかし、そのきゅうりを食べてしまったのは、なんと妹。


妹は死に、後悔に苛まれて嘆く男…。


で、合ってるのかわかりません。(笑)




なんとなく合ってるハズ、なんとなく(笑)

とにかく、きゅうりでした。


暗転明けで、突然目の前(しかも至近距離)にきゅうりの壁が!!とか。

ある意味斬新。素晴らしい演出でした。


ただ…この芝居。


嘘と真実の話?

この話の脚本・演出さんは、きゅうりがさぞかし好物??


まてよ、登場した3人は…!!

実はカッパの役だったのか???


などと、アレコレ妄想は膨らみましたが。

最後まで、話のコンセプトや狙いは理解出来ませんでした…。


しかし、きゅうりと、インパクトのある芝居であったことは、間違いない。


だが、マジで謎。(笑)




・3本目

両親を亡くした兄と妹。

しかも妹は目が見えない。

妹に不安を与えぬよう、兄は必死に働いていた。


そこへ、妹の学校の先生がやってくる。

「将来について、お話ししたいことが…」


就職の相談だったのだが、兄は結婚と勘違いして先生を叩き出そうとする。


一悶着あって、兄と先生は意気投合。逆に妹と結婚してくれ!という流れに。

困惑する先生と妹、しかし二人はお互いを想い合っていた。


めでたく結婚する二人。

しかし兄は、病気で亡くなる。


兄が大好きだったアーティストのカセットテープ。

そこには兄の最後の想いが録音されていた。



この3本目、素直に良かったです。

ストーリーはけっこうベタな話ですが、役者さんの熱意を感じました。

前半はコメディっぽく、ラストはドラマっぽく。

よくまとまった芝居でしたし、集中して観れたし。


まあ、しいて言えば。

そんな素敵なカッコイイ兄が、


さっき全力できゅうりを食ってた姿が、

一瞬頭によぎる事かな。




きゅうり、恐るべし。







3本とも、楽しく観れたと思います。

2時間がけっこう短く感じたし。

良かったと思います!


菅原さん、そしてTEAM JACKPOTの皆さん、お疲れさまでした。




この後、某先輩家で鍋会がありました。

そこで予期せぬ誕生日プレゼントを頂き、ビビりました。


やった!女子からのプレゼント!!


って、心躍る単純な男でごめんなさい(爆)




何にせよ!良き1日だったよ、うん。