阿佐ヶ谷・アートスペースプロットにて。
一緒に芝居をしたこともある、ピヨこと村上恵理からのお誘い。
作・演出は、なんとピヨのお姉さん!
珍しい七夕の観劇となりました。
とある結婚相談所の職員4人。
そこでは色々なお客さんが結婚を目指し、夢見てやってくる。
プライドの高い「3高」な男、夢を追いつつ結婚を夢見る女性。
その二人に関わって、妙な偶然が重なって?
ドタバタ風のストーリーが進んでいく話。
ピザ屋のチラシの番号が間違っていて、相談所に迷惑がかかり。
謝罪に来た女性店員を、面倒な3高男を上手く諦めさせるために協力してもらうと…。
これが逆に本気になりかけてしまったり。
結婚相談所の職員さん自身が、結婚して彼氏の住む地方へ一緒に行くか…。
結婚を諦めて東京に残るのか、で悩んでいたり。
相談に来た女性が、結婚詐欺に合いそうになる。
その相手の男は、昔に相談所の職員の女性を騙した男。
それを阻止するため、各々が力をあわせたり。
いわゆるヒューマンドラマ、ですかね。
ストーリーはもう少しシンプルでも良かったかなぁ。
以下、所感。
【舞台】
全体的に黒い。
結婚相談所って事なんで、やはり明るい感じが欲しいと…。
テーブルとか椅子とか、黒の箱じゃない方が良かった。
せっかくの芝居が重く感じられてしまう。
【衣装】
結婚相談所の方はスーツ、それは良かったと思う。
しかし、3高男と夢見る女の子の衣装はもっと色味とか、キリッとしてて欲しい。
プライドの高い、外資系に努める「3高男」が、白の半袖ポロシャツにジーンズは…。
【照明】
明らかにベース明かりが足りてない…あれは明らかに暗い。
地明かりと前明かりは倍あっても良かったんじゃないかと思ったくらい。
単サスの角度が微妙で、役者さんの顔が見にくい所も数か所。【プロジェクター】
あくまで個人的な意見ですが、芝居で使ってるの、すげーキライなんです。
別に、数分もかけて役者や作品の紹介の映像を見せる必要は無いと思うよ。
チラシや当パンに書いてあるしさ。
使ってた内容も、残念ながら、今回も絶対的な必要性は感じられませんでした。
そして、操作ミスと調整ミスで芝居の邪魔をしてました。
何が一番ダメだったって、俺の真後ろにプロジェクターがあったんだけど。
映像が出ると、俺のアタマの影がモロに投影面に出てる…。。。
俺は映像の光がメガネに反射して眩しいし…、お客さんを想定して画角調整したのか??
これはハッキリ言って不快極まりなく、芝居を観る気がかなり失せた。
あと、ラストの感動的な良いシーン。
そこで使う予定の映像のPCの設定画面がシーン直前に出ちゃって、ネタバレ…。
もはや色々と取り返しがつかない。
やはり、プロジェクターは、芝居にはダメだねこりゃ。。。
本当に100%必要で、無いと芝居が絶対できない、芝居が良くならない。
そういうレベルじゃない限り…。
【役者】
声が小さいし、声にハリが無い役者が多かった。
そして、もはや数えきれないくらいセリフをカミまくってた。
一番盛り上がるシーンの、おそらく一番やっちゃいけないセリフで、かんでた。
残念すぎる。
結論。
ミスが多すぎて、芝居を集中して観れなかった。
これに尽きるね…。
ストーリーは悪くないんだけど。
役者もスタッフも、とにかく単純なミスが多すぎて、どうにもこうにも…。
単純に、練習不足と確認・調整不足かな…??
他の回はどうだったのか分からないけれど…。
たまたま今回、そういう回に当たってしまったのか。。。
もったいなかったなー、ホント、全部もったいない。
ピヨは身内みたいなもんだし、あとはピヨ姉さんだし。
玲奈とかタツローとかもそうだが、芝居仲間の身内に甘く言ってもしょうがないので。
もっとキッチリ詰めて、次こそは会心の芝居を!
と〆ておきましょう。
皆さん、お疲れさまでした。
俺は明日から、LED機材と新型卓に悩まされる日々が始まりそうです…。
休みたい!(笑)