パタッと観ない日々が続くと思いきや。

怒涛のように押し寄せる公演のご案内…。



芝居人、永遠の悩みでしょうか。


仲間と公演カブる。


お互いにお互いの公演観に行けねーわ。

お客さんもどっちかしか観れなかったりだわ。

悩ましい、本当に悩ましいですね。



何とか調整つけて、2日連続の観劇です。

いつも観ている613さんのプロデュース公演。

なんと5団体による、ショートストーリーのコラボ公演。


「桜」をテーマに各20~30分程度の芝居でした。


1本目「桜~ワシントンの斧~/劇団バッコスの祭」

2本目「桜/めもり~ず」

3本目「さくら/シアターHM」
4本目「桜~咲良を待ちながら~/Sky Theater PROJECT」
5本目「sakura/613」


613・小林レイさん出演です。

相変わらずいつまでもどこまでも元気なお方です(笑)


下北沢、リバティにて観劇。


5団体分のあらすじやら何やらはさすがに書ききれんので…。

こじんまりと書きます。




・1本目

初代アメリカ大統領ジョージワシントンと奴隷制度。

そしていじめを受けていたワシントンの少年時代のストーリー。


史実をしっかり意識して描かれていた作品と感じられた。

だけど、時間が短すぎてちょっと分かりにくかった。


いきなり、私は大統領です。

過去のシーンでは、散々いじめられてた子でした。

今は大統領で奴隷を使って…と言われてもストーリーが入ってこない。


現代か少年時代か、どちらかに思い切って絞ってやった方が良かったかな。




・2本目

事故で?病院に緊急搬送された母の元に駆け付けた娘の話。


1人芝居で約20分、単純にすげえ。

温かみのある会話、昔の思い出のなぞなぞ、けっこうイイ感じでした。

登場は娘役のみだけど、相手役が居るよう感じられた。




・3本目

恋人が出会って、付き合って、結婚して~??の話。


衣装は純白の妖精のような、幻想的な?感じなのだが。

芝居はけっこう普通に恋人の話?


ストーリーというか、コンセプトがよくわからなかった。

ダンスはなかなか良かったと思うんだけど。




・4本目

学校の卒業式終了後の、とある家庭の話。

卒業した娘はそのまま友人とカラオケへ行って帰ってこない。

そこへ、友人の男が訪ねてくる。


その子に、最後に、告白をしようと…という話。


これは素晴らしかった。


活動歴の長い劇団さんらしいが、まさに、いぶし銀の演技。

とにかく、すごく自然体で、「演技してます」と感じさせない。


天然ボケっぽいお母さん、バイトの息子、お父さん、告白しに来た男の子。

見事なキャラとストーリーでした。

個人的には拍手喝采!!




・5本目

女2人のバンド。

常に積極的で厳しく音楽を追求する輝美。

必死にやりつつも、自分に自信を持ちきれない雅美。

音楽に対する思いから、ある日2人は衝突してしまう。


雅美は輝美の音楽への強い思いに耐え切れず、バンドを辞める。


残った輝美は必死に音楽を続け、メジャーを目指した。

もう少しでメジャーになるという時…この世を去ってしまった。


雅美は、輝美の家族から渡された日記を読んで知る。

どれほど彼女が、雅美の事を想いながら音楽を続けていたか…。

というような話。


レイさん、ずっと全開の演技ですね、イイですね(笑)

そして613さんらしい、「グッ」と心を締め付けられるようなストーリー。

ショートながら、非常にまとまっていて良かったです。

6月の公演も期待してます!






5本で約2時間20分。

途中でMCさんのコントや、生CM(公演のお知らせ、超ショート芝居)もあったり。

けっこう盛り沢山な企画。


5本が5本とも芝居が全然カブってなくて、それぞれ楽しめました。

色んな劇団・役者さん・脚本があるなぁ~、と。

こりゃけっこうお得な企画だったと思います。




レイさん、そして各団体の皆さんお疲れさまでした!