おおっと、まるっと10月ブログ書いてない!!
観劇が無かったというか・・・
モンハンやってたというか・・・
モンハンやってたというか・・・
モンハンやってたというか・・・
・・・。
モンハンやってました。
なんか久しぶりの観劇です!!
鴉霞の「みやっしゅ」こと宮川亜弓さん客演!!
仕事の都合上、観に行けなさそうだったんですが。
何とかシアターグリーン・ベースシアターに駆けこんできました。
~まだ上演期間中なので、以下ネタバレ注意~
とある地方の斎場。
たまたま一緒になった、亡くなった2人の男。
一人は野球一筋だったガンコおやじ。
もう一人は競馬が趣味の宝石販売人。
彼らは不幸にも人生を終え、今まさに火葬されようとしていた。
男らはあの世へ旅立つ支度を整え、最後に自らの人生を思い返す。
彼らの死を悼み、悲しむ家族や久しぶりに集まってきた親戚。
どうやら、ガンコ親父の家族のおばあちゃんが、ボケてしまってしょうがないらしい。
何か勝手に外に行こうとしたり、誰かと喋っていたり。
しかし、おばあちゃんは単にボケてるのではなかった。
何故か死んだ人間が見え、会話ができる。
予期せぬ死に、思い残したことがたくさんある男らと、その家族。
おばあちゃんは、亡くなった彼らの想いを、家族に。
家族たちの想いを、男らに、やさしく伝える…。
というようなお話でした。
まず、脚本、役者、舞台、全てにおいて満足!
イイわーすごくイイ!!
役者さん、みんな各々キャラにしっかり入っていて不自然さが無い。
全員良かった!!
個人的には・・・亡くなったガンコ親父と、その奥さんはもう拍手喝采。
良いもの観せてもらいました。
みやっしゅさんも、ボロボロ涙するくらい感情の乗った演技、良かったです!
脚本、亡くなった人の火葬場というある意味かなりデリケートな設定なのに。
スゴイ事にしっかり笑いをとる。
なんか失●園みたいな、男冥利尽きるようなお話を絶妙に差し込んでみたり(笑)
不謹慎、とも言われかねないが・・・アレなら個人的には大丈夫だと思った。
泣けるシーンはしっかり泣ける。
そしてストーリー上、泣けるのに笑えるという困難なシーンがあり。
一時、両方の感情が同時にこみあがって混乱しました(笑)
涙流したいのにゲラゲラ笑う・・・なんて器用なことは出来なかった~!
こんなパニック初めての経験だ~・・・!!
両方の感情がしっかり込みあがってくる程の芝居であった、というのが素晴らしい。
舞台はものの見事に斎場のそれっぽい待合室。
掲示板や消火器といった小物もしっかり配置されており、ごく自然な印象。
音響、照明も特に大きな効果や変化はせず、自然にやっていた感じ。
それで良かったと思う。
むやみに余計な効果をつける事はしない、という正しい選択。
気になった点。
重箱のスミをつつくような感じになりますが…。
・下手のガラス窓。
キレイに日光が差し込んでいるだけど…。
日光用のスポットライトがもう何台か欲しい。
光源の丸い円が見えてしまうので、もっと数を増やして全体を万遍なく差し込み明かりにしたい。
あと・・・壁に貼ってあった場内案内図だと・・・窓の外は屋外ではなくて和室がある??
この芝居、スタッフワークは過不足なく自然にやっていたので。
この面白さは脚本と役者さんの賜物ですね。
面白かった!!
みやっしゅさん、そしてファルスシアターの皆さん。
お疲れさまでした!