今回の観劇、場所は参宮橋トランスミッション!

初めての劇場ですね。

劇場の名前がイイ!!車っぽくて!!(笑)



鴉霞の団長・久さんが客演していたので観て来ました!






あらすじ…ちょっと難しいです。






とある兄弟が居た。

弟はいじめを受けており、いわゆる「引きこもり」だった。

兄は弟をいじめていたヤツを殺し、そして、弟の目の前で廃墟ビルから飛び降りた。


兄を失った弟は、インターネットを徘徊する。

そして、あるサイト辿り着く。


そこは、様々な事情により自殺を考えている人達があつまる「自殺サイト」。

自分だけでは抱え切れない悩みを、誰かに打ち明けたりする所。

ここで自殺を思い留まる人も、それでも自殺を選ぶ人も居た。


弟はサイトの管理人から、そのサイトの運営を頼まれる。

自分は消えるから、代わりに管理してくれ、と。


サイト管理者となった弟は、サイト利用者にある提案をする…。




というようなお話。




…うーん。

こうやってサラッと書いても思います。


重い話です。重い芝居。




自分は特に芝居の選り好みはしない方ですが。

この手の芝居はさすがに苦手。

これを「面白い」と言ってはいけない気がして…。




芝居の質感はとても良かったと思うんですよ。

ちょっと無機質でありつつも幻想的で、舞台装置も良い雰囲気。

音響なんか、むしろすごく好きだった。


役者さんもこの脚本の世界感にきちんと入っていたし。


照明は…ちょっとやり過ぎでしたが。

幻想的な照明が多過ぎて、役者さんの表情が見えない事が多かったのが残念。

もう少しベース明かりを足して、幻想照明は使うポイントをもっと絞った方が良かったかな。




脚本・演出。


どうなんでしょう??

これは…何と言ったらいいのか…非常に難しいところですね。


単純に、何も考えずに、この芝居を点数で評価するなら、「高得点」だと思います。


でも、やはり正直な話。

面白かった!素晴らしい芝居だった!などと、自分は軽々しく書けないですね。

テーマがテーマなので…そういう感想はダメな気がします。


あ、念の為書いておきますが。


気分が悪くなったとか、ダメ芝居だとか、二度と観たくないとか。


そういう悪い感想はありません。

そんな事は全く思いませんでしたよ。


ただ、何でしょうね…考えさせられた芝居…でしたね。

逆に言えば、こんな気持ちになる程、完成度は高く、見応えがあった芝居という事です。

これは間違いありません!




久さん、そしてワルモノ見参の皆様。

お疲れさまでした。




…。




出来れば次は…もう少し明るいテーマで、いかがですかね…(笑)